
インターネットを快適に利用したいと考えている方にとって、通信速度は重要な要素です。auひかりの5ギガプランは、従来の1ギガプランの5倍となる最大5Gbpsという高速通信を実現したサービスとして注目を集めています。しかし、「実際の速度はどうなのか」「料金はいくらなのか」「エリアはどこで使えるのか」など、契約前に知っておきたい情報は様々です。
本記事では、auひかりの5ギガプランについて、実際のユーザーの評判や実測速度、料金体系、提供エリア、10ギガプランとの違い、さらに5ギガプランに最適なルーターの選び方まで徹底解説します。「遅い」と感じる場合の原因と対処法、1ギガプランからの変更手順、他社の高速回線サービスとの比較なども詳しく紹介しているので、auひかりの5ギガプランを検討している方はぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
- auひかりの5ギガプランの基本情報(料金・エリア・速度)と導入メリット
- 5ギガプランの実際の評判と「遅い」と感じる場合の原因・対処法
- 5ギガプランの性能を最大限に活かすための周辺機器の選び方と設定方法
- 他社の高速回線サービスとの比較ポイントと自分に合った選択基準
auひかりの5ギガプランにおける基本情報と評判

auひかりの5ギガプランは、通常の1ギガプランよりも高速な通信を実現する光回線サービスです。最大通信速度が理論値で5Gbpsとなり、大容量のデータ通信でも快適に利用できると人気を集めています。
一般的な光回線の多くは最大速度が1Gbpsである中、auひかりの5ギガプランは5倍のスペックを持っているのが特徴です。ただし、利用できるエリアは限定的で、戸建てタイプのみの提供となります。また、「超高速スタートプログラム」という割引制度により、実質的に1ギガプランと同額で利用できるため、提供エリア内にお住まいの方には大変お得なサービスとなっています。
ここでは、auひかりの5ギガプランの詳細について詳しく解説します。
- auひかりの5ギガプランとは?サービスの概要と提供内容について
- auひかりの5ギガプランの料金設定と「超高速スタートプログラム」の詳細
- auひかりの5ギガプランが利用できる提供エリアと条件について
- auひかりの5ギガプランと10ギガプランの違いと選び方について
- auひかりの5ギガプランにおける実測速度と通信の安定性について
auひかりの5ギガプランとは?サービスの概要と提供内容について

auひかりの5ギガプランは、最大通信速度が上り・下り共に5Gbpsとなる超高速通信プランです。一般的な光回線の多くが提供している1Gbpsの5倍の速度を実現し、大容量データのダウンロードやアップロード、複数人での同時接続でも快適に利用できます。
このプランはauひかりのホームタイプで提供されるサービスで、正式名称は「auひかりホーム5ギガ」と呼ばれています。標準の1ギガプランに5ギガ高速サービス利用料を追加することで利用可能となり、契約形態としては「ずっとギガ得プラン」「ギガ得プラン」「標準プラン」のいずれにも対応しています。
5ギガプランの主な特徴は以下のとおりです。
- 高速通信:最大5Gbpsの通信速度で、大容量データも素早く送受信
- 同時接続の安定性:家族みんなが同時にインターネットを利用しても低速化しにくい
- オンラインゲームの快適さ:遅延(ラグ)が少なく、オンラインゲームを快適に楽しめる
- 高画質動画の視聴:4K・8Kなどの超高画質動画もスムーズに再生可能
ただし、auひかりの5ギガプランはベストエフォート型のサービスであり、常に5Gbpsの速度が出るわけではありません。実際の通信速度は利用環境や回線の状況によって変動します。それでも、1ギガプランと比較すると明らかに速度が向上し、「通信が安定した」という評価が多く見られます。
また、5ギガプランの性能を最大限に活かすためには、パソコンやLANケーブル、ルーターなどの周辺機器も5Gbpsに対応した製品を使用する必要があります。機器が対応していない場合、その機器の最大速度までしか実際の通信速度は向上しないため注意が必要です。
auひかりの5ギガプランは、インターネットを頻繁に利用する家庭や、大容量データの送受信が必要な方、オンラインゲームを楽しむ方などにとって、快適なインターネット環境を提供するサービスとなっています。
auひかりの5ギガプランの料金設定と「超高速スタートプログラム」の詳細

auひかりの5ギガプランの料金は、通常の1ギガプランに5ギガ高速サービス利用料が追加される形で設定されています。基本的な料金体系は以下のとおりです。
基本料金(ホームタイプ)
プラン | 月額料金 |
---|---|
ずっとギガ得プラン(3年契約) | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目:5,390円 |
ギガ得プラン(2年契約) | 5,720円 |
標準プラン(契約期間なし) | 6,930円 |
5ギガ高速サービス利用料
通常料金:月額550円(税込)
ここで大きなメリットとなるのが「超高速スタートプログラム」です。これは5ギガ・10ギガプランの利用を促進するためのキャンペーンで、毎月550円の割引が適用されます。5ギガプランの追加料金が550円なので、このプログラムにより実質的に追加料金が0円になり、1ギガプランと同じ料金で5ギガプランが利用できることになります。
「超高速スタートプログラム」適用後の料金(ずっとギガ得プラン)
期間 | 1ギガプラン | 5ギガプラン |
---|---|---|
1年目 | 5,610円 | 5,610円 |
2年目 | 5,500円 | 5,500円 |
3年目 | 5,390円 | 5,390円 |
4年目以降 | 5,390円 | 5,940円 (auスマートバリュー適用で5,390円) |
この「超高速スタートプログラム」は最初の3年間適用されます。4年目以降は通常料金となりますが、auスマートバリューや自宅セット割の適用を受けている場合は、その後も550円の割引が永年続くため、実質的に1ギガプランと同じ料金で利用可能です。
auスマートバリューは、auのスマートフォンとauひかりをセットで利用する場合に適用されるサービスで、スマホ料金が最大1,100円/月割引されます。自宅セット割は、UQモバイルとのセット割で、最大858円/月の割引が適用されます。
これらを踏まえると、auひかりの5ギガプランは、提供エリア内にお住まいでauやUQモバイルを利用している方にとって非常にお得なプランであると言えます。通常の1ギガプランと同じ料金で、5倍の速度を体験できるチャンスです。
auひかりの5ギガプランが利用できる提供エリアと条件について

auひかりの5ギガプランは、残念ながら全国どこでも利用できるわけではありません。提供エリアは以下の4都県の一部地域に限られています。
提供エリア
- 東京都の一部
- 神奈川県の一部
- 埼玉県の一部
- 千葉県の一部
これらの地域でも、すべての住所で利用できるわけではなく、KDDIの独自回線が整備されている場所でのみ提供が可能です。自分の住所で利用できるかどうかは、auひかりの公式サイトでエリア検索を行うことで確認できます。
また、5ギガプランは戸建てタイプのみの提供となっており、基本的にマンションやアパートでは利用できません。ただし、以下の2つの条件を満たしている場合は、集合住宅でも「auひかりホームタイプ」を契約できる可能性があります。
- 関東にお住まいでマンションが3階建て以下、関東以外にお住まいでマンションが2階建て以下であること
- 管理会社および大家さんの許可が得られること
なお、ここでの階数制限は、お住まいの階数ではなく建物自体の階数を指します。これらの条件を満たしていても、5ギガの提供エリア外の場合は利用できませんので注意が必要です。
さらに、auひかりの5ギガプランを利用するためには、プロバイダにも注意が必要です。auひかりの提携プロバイダは7社ありますが、5ギガプランに対応しているのは以下のプロバイダです。
5ギガプラン対応プロバイダ
- au one net
- @nifty
- @T COM
- BIGLOBE
- DTI
- So-net
提供エリア内にお住まいの場合でも、プロバイダによっては5ギガプランに対応していない場合がありますので、申し込み前に確認が必要です。
現在、auひかりの5ギガプランのエリア拡大の予定については明確に発表されていないため、提供エリア外にお住まいの方は、今後のエリア拡大を待つか、他の高速回線サービスを検討する必要があります。
auひかりの5ギガプランと10ギガプランの違いと選び方について

auひかりでは5ギガプランに加えて、さらに高速な10ギガプランも提供されています。この二つのプランの違いと、どちらを選ぶべきかについて解説します。
5ギガプランと10ギガプランの比較
項目 | 5ギガプラン | 10ギガプラン |
---|---|---|
最大通信速度 | 5Gbps | 10Gbps |
実測速度の目安 | 500Mbps~3Gbps | 700Mbps~7Gbps |
月額料金(追加分) | 550円 | 1,408円 |
超高速スタートプログラム割引 | 550円 | 550円 |
実質追加料金(3年間) | 0円 | 858円 |
4年目以降の追加料金 | 550円 (auスマートバリューで0円) | 1,408円 (auスマートバリューで858円) |
最大の違いは通信速度と料金です。10ギガプランは理論上、5ギガプランの2倍の速度ですが、料金も高くなります。「超高速スタートプログラム」適用後も、10ギガプランは月額858円の追加料金がかかります。
それぞれのプランに向いている方
5ギガプランに向いている方
- 価格重視の方(1ギガプランと同額で利用可能)
- 一般的な家庭用途(動画視聴、SNS、ネットサーフィンなど)で高速通信を求める方
- 複数人で同時に利用するご家庭
- 高画質動画を頻繁に視聴する方
10ギガプランに向いている方
- 速度に最もこだわる方
- 動画配信やゲーム配信を行う方
- 超大容量のデータを頻繁にやり取りする方
- オンラインゲームをプロレベルで楽しむ方
- 料金よりも性能を重視する方
実際には、一般的な家庭用途であれば5ギガプランでも十分に快適です。Webサイトの閲覧やSNS、動画視聴などの一般的な用途では、100Mbps程度あれば快適に利用できると言われており、5ギガプランの実測値である500Mbps~3Gbpsはそれを大きく上回っています。
しかし、複数の4K・8K動画を同時に視聴したり、大容量のデータをアップロード・ダウンロードする機会が多い方、あるいは遅延にシビアなオンラインゲームをプレイする方には、10ギガプランの方がより快適に利用できる可能性があります。
なお、どちらのプランでも、最大限のパフォーマンスを発揮するためには、パソコンやLANケーブル、ルーターなどの周辺機器も高速通信に対応したものを使用する必要があります。特に10ギガプランでは、10Gbps対応の機器が必要になるため、その点も考慮して選ぶことをおすすめします。
auひかりの5ギガプランにおける実測速度と通信の安定性について

auひかりの5ギガプランは最大5Gbpsという高速通信が魅力ですが、実際に利用者が体感している速度はどの程度なのか、実測速度と通信の安定性について解説します。
実測速度の実態
auひかりの5ギガプランの実測速度は、利用環境や回線の状況によって異なりますが、みんなのネット回線速度などの測定サイトによると、以下のような結果が報告されています。
- 下り速度:約500Mbps~3Gbps
- 上り速度:約400Mbps~2Gbps
理論値の5Gbpsには届かないものの、一般的な1ギガプランの実測値(300Mbps~700Mbps程度)と比較すると、明らかに高速であることがわかります。特に上り速度が速いことも特徴で、ファイルのアップロードなども快適に行えます。
通信の安定性
auひかりは独自の回線を使用しているため、フレッツ光や光コラボレーション事業者と比べて回線の混雑が少なく、時間帯による速度低下が発生しにくいと言われています。5ギガプランを利用している方の口コミからも、「速度が安定している」「夜間も速度が落ちにくい」という評価が多く見られます。
実際にTwitterなどでauひかり5ギガプランを契約している方の投稿を見ると、「auひかり5ギガにルーターを変更したら快適になった」「iPhoneでの速度測定でも下り600Mbps、上り500Mbpsが出ている」「サクサク使える」などの声が寄せられています。
速度に影響を与える要因
5ギガプランで高速通信を実現するためには、以下の要因が影響します。
- 機器の対応状況:パソコンやスマートフォンなどの端末が高速通信に対応しているか
- LANケーブルの規格:5Gbpsに対応した「CAT6A」以上のケーブルを使用しているか
- Wi-Fi環境:使用しているルーターやアクセスポイントが高速通信に対応しているか
- 接続方法:有線接続と無線接続では速度が異なる(有線の方が安定して速い)
- 同時接続数:同時に多くの機器を接続すると、速度が分散される
ホームゲートウェイ(ルーター)に内蔵されている無線LAN機能を使用した場合、最大2.4Gbpsの通信速度となります。これは5Gbpsの半分以下ですが、一般的な利用であれば十分な速度です。
日常利用における体感
日常的なインターネット利用において必要な速度は以下の通りです。
- メールやSNS:1Mbps程度
- Webサイト閲覧:5Mbps程度
- 動画視聴(HD):5~10Mbps
- 動画視聴(4K):25~30Mbps
- オンラインゲーム:30~100Mbps
auひかりの5ギガプランの実測値は500Mbps~3Gbpsですので、これらの用途ではかなり余裕を持って利用できます。特に大容量ファイルのダウンロードや複数人での同時接続、4K・8K動画の視聴などで、その恩恵を体感できるでしょう。
ただし、すべての環境で常に高速通信が保証されるわけではなく、あくまでもベストエフォート型のサービスであるため、状況によっては速度が低下する場合もあります。それでも、1ギガプランと比較すると明らかに速度と安定性が向上していると言えるでしょう。
auひかりの5ギガプランに関する評判と契約前に知っておくべきこと

auひかりの5ギガプランは、高速通信を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢ですが、実際に契約する前に知っておくべき情報があります。ユーザーからの評判や実際の使用感は、サービスを選ぶ上で重要な判断材料となります。
本章では、auひかりの5ギガプランについて、実際のユーザーからの評価や口コミを分析し、良い評判と満足ポイント、逆に「遅い」と感じる原因と対処法、最適な周辺機器の選び方などを詳しく解説します。
- auひかりの5ギガプランにおける良い評判と満足ポイントとは
- auひかりの5ギガプランで「遅い」と感じる原因と対処法について
- auひかりの5ギガプランに最適なルーターと周辺機器の選び方について
- auひかりの1ギガプランから5ギガプランへの変更手順と注意点について
- auひかりの10ギガプランに関する評判とエリアの展開状況について
- auひかりの5ギガプランと他社の高速回線サービスを比較してみた
auひかりの5ギガプランにおける良い評判と満足ポイントとは

auひかりの5ギガプランを実際に利用しているユーザーからは、多くの良い評判が寄せられています。ここでは、実際のユーザーが感じている満足ポイントについて詳しく見ていきましょう。
通信速度の安定性と高速性
5ギガプランの最大の魅力は、やはり通信速度の速さです。SNSやネット上の口コミを調査すると、多くのユーザーが「速度が速く、安定している」と評価しています。特に以下のような声が目立ちます。
「auひかり5ギガプランに変更してから、夜間の速度低下がほとんど感じられなくなりました。家族全員が同時にネットを使っても快適です。」
通常の1ギガプランと比較すると、特に複数人で同時に利用する場合や大容量データの送受信時に、その差を実感できるようです。
「超高速スタートプログラム」の適用により、3年間は1ギガプランと同じ料金で利用できる点も高く評価されています。auスマートバリューや自宅セット割を適用すれば、4年目以降も実質的に追加料金なしで利用できるため、コストパフォーマンスに優れているという声が多く聞かれます。
WiMAXなどのモバイル回線からの乗り換え満足度
以前WiMAXなどのモバイル回線を使用していたユーザーからは、特に満足度が高い傾向があります。
「5ギガプランに申し込んだところ、以前使っていたモバイル回線と比べて明らかに速くなりました。大きなファイルのダウンロードも短時間で完了するようになり、申し込んで良かったと思います。」
モバイル回線と比較すると、安定性と速度の両面で大きく向上するため、満足度が高くなるのは当然と言えるでしょう。
オンラインゲームやビデオ会議での評価
オンラインゲームやビデオ会議を頻繁に利用するユーザーからも好評です。特に、遅延(ラグ)が少なく、画質も安定しているという評価が多く見られます。複数人で同時に高画質のビデオ会議を行っても、途切れることなく快適に利用できるという声が目立ちます。
HGW(ホームゲートウェイ)の変更による効果
5ギガプランに変更すると、最新のホームゲートウェイ「Aterm BL3000HM」が提供されることも満足ポイントの一つです。
「スマートバリューor自宅セット割なら5ギガにしても同じ料金らしいので、申し込んでHGWをBL3000に変えたら快適になったわ」
新しいHGWは無線LANの性能も向上しており、家中どこでも安定した通信が可能になるため、特に無線接続を多用するご家庭で満足度が高い傾向にあります。
総合的な満足度
独自アンケート調査によると、auひかりの5ギガプランの総合満足度は5段階評価で3.8と高く、91%のユーザーが満足していると回答しています。特に「通信の品質」「オンラインゲームの環境」「速度と料金のバランス」の項目で高評価を得ています。
auひかりの5ギガプランは、「超高速スタートプログラム」による料金メリットと高速・安定した通信環境の両方を兼ね備えている点が、多くのユーザーに支持されている理由と言えるでしょう。
auひかりの5ギガプランで「遅い」と感じる原因と対処法について

auひかりの5ギガプランは理論上非常に高速ですが、実際に利用していて「思ったほど速くない」「遅い」と感じることもあるようです。ここでは、その原因と対処法について解説します。
「遅い」と感じる主な原因
- 周辺機器の非対応:パソコンやLANケーブル、Wi-Fiルーターなどが5Gbpsに対応していない
- Wi-Fi接続による速度制限:無線接続だと最大2.4Gbps程度に制限される
- ベストエフォート型サービスの特性:最大速度は理論値であり、常に最大速度が出るわけではない
- 宅内配線やONUの経年劣化:古い配線や機器が速度低下の原因になっている
- 同時接続デバイスの多さ:多くのデバイスが同時に接続すると、速度が分散される
対処法1:周辺機器を5ギガ対応のものに更新する
5ギガの速度を活かすためには、パソコンやLANケーブルなどの周辺機器も5Gbps以上に対応したものを使用する必要があります。特にLANケーブルは「CAT6A」以上の規格のものを使用しましょう。
LANケーブルの規格 | 対応速度 |
---|---|
CAT5e | 最大1Gbps |
CAT6 | 最大1Gbps |
CAT6A | 最大10Gbps |
CAT7 | 最大10Gbps |
対処法2:有線接続を活用する
Wi-Fi接続では、最新の規格でも最大2.4Gbps程度の速度しか出ません。5ギガの性能を最大限に活かすには、重要なデバイス(ゲーム機やメインPC)は有線LANで接続することをおすすめします。
対処法3:HGWの設置場所や向きを最適化する
Wi-Fi接続を使用する場合は、HGW(ホームゲートウェイ)の設置場所や向きが重要です。以下のポイントに注意しましょう。
- 金属製の家具や電子レンジなどの電化製品から離す
- 部屋の中央付近の高い場所に設置する
- アンテナの向きを調整する(垂直に立てるのが基本)
- 障害物を避け、電波が届きやすい環境にする
対処法4:ONUやHGWを再起動する
通信機器は長時間使用していると動作が不安定になることがあります。定期的に機器を再起動することで、問題が解消されることもあります。
対処法5:速度測定サイトを正しく利用する
速度測定サイトでは、サーバーの混雑状況などによって結果が変動します。複数のサイトで測定したり、異なる時間帯で測定するなど、より正確に速度を把握するための工夫をしましょう。
対処法6:プロバイダに問い合わせる
上記の対策を試しても改善しない場合は、契約しているプロバイダに相談してみましょう。回線や機器に問題がある可能性もあります。
auひかりの5ギガプランは高速ですが、それを最大限に活かすためには適切な環境と機器が必要です。「遅い」と感じる場合は、まずは上記の対策を試してみることをおすすめします。それでも改善しない場合は、専門家に相談することが解決への近道です。
auひかりの5ギガプランに最適なルーターと周辺機器の選び方について

auひかりの5ギガプランの性能を最大限に引き出すためには、適切なルーターと周辺機器を選ぶことが重要です。ここでは、5ギガプランに最適な機器の選び方について解説します。
標準提供されるホームゲートウェイ(HGW)
auひかりの5ギガプランを契約すると、標準で「Aterm BL3000HM」というホームゲートウェイが提供されます。このHGWは以下のようなスペックを持っています。
有線接続時の通信速度 | 最大10Gbps |
無線接続時の通信速度 | 最大4,803.9Mbps |
通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
対応周波数帯 | 2.4GHz/5GHz/6GHz |
このHGWは最新の無線規格「Wi-Fi 6E(11ax)」に対応しており、6GHz帯を利用することで電子レンジなどの電化製品との干渉が少なく、安定した高速通信が可能です。基本的にはこの標準HGWで十分な性能が得られますが、より広範囲や特殊な用途に対応したい場合は、追加のルーターや機器を検討する必要があります。
5ギガプランに最適なLANケーブル
LANケーブルは「CAT6A」以上の規格を選びましょう。CAT5eやCAT6では最大1Gbpsまでしか対応していないため、5ギガプランの性能を活かせません。
- おすすめ規格:CAT6A、CAT7、CAT8
- ケーブル長:なるべく短いものを選ぶ(長いほど信号が減衰する)
- シールドの有無:シールド付き(STP)のものを選ぶと外部からのノイズに強い
5ギガ対応のPCやネットワークカード
パソコンが5Gbpsの通信に対応していない場合は、ネットワークカード(LANカード)を増設することで対応可能です。
- ネットワークカード:「10GBASE-T」対応のものを選ぶ
- おすすめ製品例:バッファローの「LGY-PCIE-MG2」など
- 接続方法:PCIeスロットに接続するタイプが一般的
メッシュWi-Fiシステムの活用
広い家や障害物が多い環境では、電波が届きにくい場所が発生することがあります。そのような場合は、メッシュWi-Fiシステムの導入を検討しましょう。
- メッシュWi-Fiとは:複数の機器(ノード)を設置し、家中をカバーするWi-Fiシステム
- 選ぶポイント:Wi-Fi 6以上の規格に対応したもの、バックホール通信が高速なもの
- 接続方法:メインのノードをHGWに有線接続するのが理想的
スマートフォンやタブレットの対応状況
最新のスマートフォンやタブレットの多くはWi-Fi 6に対応していますが、機種やモデルによって対応状況が異なります。より快適に利用するためには、Wi-Fi 6やWi-Fi 6E対応の端末を選ぶことをおすすめします。
ゲーム機やスマートテレビの接続
ゲーム機や4K/8Kテレビなど、大容量データを扱う機器は可能な限り有線接続しましょう。特にオンラインゲームでは、安定した接続が重要です。
周辺機器の選び方まとめ
auひかりの5ギガプランを最大限に活用するためには、すべての周辺機器が高速通信に対応していることが理想的です。ただし、すべてを一度に揃える必要はなく、重要な機器から順に更新していくことをおすすめします。特に1ギガプランから5ギガプランに変更したばかりの方は、まずはLANケーブルの更新と主要デバイスの有線接続から始めると良いでしょう。
auひかりの1ギガプランから5ギガプランへの変更手順と注意点について

すでにauひかりの1ギガプランを利用している方が5ギガプランに変更する場合の手順と注意点について解説します。変更は比較的簡単ですが、いくつか確認すべきポイントがあります。
変更前の確認事項
- 提供エリア確認:お住まいが5ギガプランの提供エリア内(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部)かを確認
- プロバイダ確認:現在のプロバイダが5ギガプランに対応しているか確認
- 契約内容確認:現在の契約タイプ(ホームタイプか)と契約期間を確認
- 機器対応状況確認:お使いの機器が5ギガに対応しているか確認
5ギガプランへの変更手順
変更手順はプロバイダごとに若干異なりますが、基本的な流れは以下のとおりです。
- au one netの場合:My auにログイン→インターネット・電話→契約内容の確認・変更→「auひかり ホーム10ギガ・5ギガへのお申込みはこちら」をクリック→5ギガを選択
- So-netの場合:So-netマイページにログイン→接続サービス→サービス変更→5ギガを選択
- その他のプロバイダ:各プロバイダのマイページから変更手続きを行うか、サポートセンターに電話で問い合わせ
手続き後、新しいホームゲートウェイが自宅に配送されます。配送日や配送先を指定して申し込みを完了させましょう。
機器の交換について
5ギガプランを初めて申し込む場合は、宅内機器の交換が必要です。以前5ギガや10ギガサービスを利用していた場合は、交換不要の場合もあります。
- 交換が必要な機器:ホームゲートウェイ(HGW)
- 交換手順:新しいHGWが届いたら、古いHGWを取り外し、新しいHGWを接続
- 利用開始タイミング:新しいHGWを接続して電源を入れてから約5分後
料金変更について
5ギガプランに変更すると、月額料金に5ギガ高速サービス利用料(550円)が追加されます。ただし、「超高速スタートプログラム」が適用されるため、3年間は実質無料です。また、auスマートバリューや自宅セット割が適用されている場合は、4年目以降も追加料金なしで利用できます。
変更にあたっての注意点
- 最低利用期間:5ギガプランには12ヶ月の最低利用期間があり、期間内に解約した場合は別途解約金(2,750円)が発生
- 工事の有無:基本的に宅内機器の交換のみで工事は不要ですが、一部の環境では工事が必要な場合もある
- 古い機器の返却:交換した古いHGWは返却が必要(指示に従って返却)
- 機器の設定:新しいHGWに接続する際、Wi-Fi設定などを再度行う必要がある
変更後の確認ポイント
変更後は、実際に速度が向上しているか確認しましょう。速度測定サイトを利用して変更前後の速度を比較することをおすすめします。また、Wi-Fi設定や接続機器の設定が正しく行われているかも確認してください。
トラブルシューティング
- 速度が向上しない場合:LANケーブルや接続機器が対応しているか再確認
- 接続できない場合:HGWの再起動、接続設定の確認
- Wi-Fiがつながらない場合:SSIDやパスワードの再設定
1ギガプランから5ギガプランへの変更は比較的簡単な手続きで完了しますが、最大の効果を得るためには周辺機器も含めた環境整備が重要です。特に重要なデバイスは有線接続し、高速通信に対応したLANケーブルを使用することで、5ギガプランの性能を最大限に活かすことができます。
auひかりの10ギガプランに関する評判とエリアの展開状況について

auひかりでは5ギガプランよりさらに高速な10ギガプランも提供しています。ここでは、10ギガプランの評判とエリア展開状況について詳しく解説します。
10ギガプランの評判と実測速度
10ギガプランのユーザーからは、その驚異的な速度に関して多くの好評が寄せられています。SNSなどで投稿されている実測値を見ると、以下のような結果が報告されています。
下り速度 | 約700Mbps~7Gbps(平均4.28Gbps) |
上り速度 | 約700Mbps~6Gbps(平均3.98Gbps) |
Ping値 | 3~5ms |
特に高い速度が出ている方からは、以下のような声があがっています。
「我が家の10ギガLAN、auひかりだけどジャンボフレームの設定を整え計測サイトで下6ギガ/上4ギガくらいが良い時だったのが、8.3ギガ/6ギガくらいになった」
理論値の10Gbpsには届かないものの、実測値でも非常に高速な通信が実現できています。5ギガプランと比較しても、より高い速度が出ている点が特徴です。
10ギガプランの提供エリア
10ギガプランの提供エリアは5ギガプランと同じく、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部地域に限定されています。これはauひかりが東京電力のTEPCOひかりを受け継いだサービスであるという背景があります。
2025年5月現在、auひかりの10ギガプランのエリア拡大の明確な予定は発表されていません。関東地方以外へのエリア拡大については、KDDIの独自回線のみで提供を続ける限り、可能性は低いと考えられています。
10ギガプランに必要な環境と機器
10ギガプランの性能を最大限に活かすためには、すべての機器が10Gbpsに対応している必要があります。特に以下の点に注意しましょう。
- LANケーブル:CAT6A以上の規格が必須
- ネットワークカード:「10GBASE-T」対応のものが必要
- ルーター:10Gbps対応のポートを持つもの
- スイッチングハブ:複数機器を接続する場合は10Gbps対応のものが必要
特にLANカードは一般的なPCに標準装備されていないため、PCIeスロットに接続する増設カードを購入する必要があるケースが多いです。
10ギガプランの料金と「超高速スタートプログラム」
10ギガプランの月額料金は、通常のプラン料金に10ギガ高速サービス利用料1,408円が追加されます。「超高速スタートプログラム」により550円の割引が適用されるため、実質858円の追加料金となります。
auスマートバリューや自宅セット割が適用されている場合、4年目以降も同様に550円の割引が継続されるため、追加料金は858円のままとなります。
10ギガプランに関するユーザーの声
10ギガプランに関しては、以下のような声が聞かれます。
- 「4K・8K動画の同時視聴でも全く問題ない」
- 「大容量ファイルのダウンロードが一瞬で終わる」
- 「オンラインゲームのラグがほとんどない」
- 「複数人が同時に使っても速度低下を感じない」
- 「料金が高い割に使いこなせていない」
- 「機器の対応が大変だった」
10ギガプランは非常に高速ですが、その性能を活かせるシーンはまだ限られています。大容量データを頻繁に扱う方やオンラインゲームのヘビーユーザー、動画配信を行う方などには大きなメリットがありますが、一般的な利用では5ギガプランでも十分という声も多いです。
auひかりの5ギガプランと他社の高速回線サービスを比較してみた

auひかりの5ギガプランと他社の高速回線サービスを比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
auひかりの5ギガプランとNURO光の比較
NURO光は最大2Gbpsの高速回線サービスで、auひかりの5ギガプランと比較対象によく挙げられます。
auひかり 5ギガ | NURO光 | |
---|---|---|
最大速度 | 5Gbps | 2Gbps |
平均実測速度 | 約500Mbps~3Gbps | 約600Mbps~1.5Gbps |
月額料金 | 5,390円~5,610円 (超高速スタートプログラム適用時) | 5,200円 |
提供エリア | 関東の一部 | 関東・関西・東海・九州の一部 |
工事費 | 41,250円 (実質無料) | 44,000円 (実質無料) |
セット割 | auスマートバリュー 自宅セット割 | SoftBank おうち割 |
速度面ではauひかりの5ギガプランが上回りますが、NURO光も十分な速度を持っています。また、NURO光はauひかりのエリア外である関西や東海地方でも利用可能という利点があります。ただし、どちらもエリア限定のサービスであるため、まずは提供エリア内かどうかを確認する必要があります。
auひかりの5ギガプランとソフトバンク光10ギガの比較
ソフトバンク光も10ギガプランを提供しており、こちらは戸建てだけでなくマンションでも利用できる点が特徴です。
auひかり 5ギガ | ソフトバンク光 10ギガ | |
---|---|---|
最大速度 | 5Gbps | 10Gbps |
平均実測速度 | 約500Mbps~3Gbps | 約700Mbps~5Gbps |
月額料金 | 5,390円~5,610円 (超高速スタートプログラム適用時) | 戸建て:6,480円 マンション:5,280円 |
提供エリア | 関東の一部(戸建てのみ) | 関東・関西・東海・九州の一部 (戸建て・マンション) |
セット割 | auスマートバリュー 自宅セット割 | おうち割 光セット |
ソフトバンク光10ギガは理論上の最大速度でauひかりの5ギガを上回りますが、月額料金もやや高めです。特に戸建てでソフトバンクのスマホを利用している方にとっては、セット割を考慮すると検討する価値があるでしょう。
auひかりの5ギガプランとドコモ光10ギガの比較
ドコモ光も一部地域で10ギガプランを提供しています。
auひかり 5ギガ | ドコモ光 10ギガ | |
---|---|---|
最大速度 | 5Gbps | 10Gbps |
平均実測速度 | 約500Mbps~3Gbps | 約600Mbps~4Gbps |
月額料金 | 5,390円~5,610円 (超高速スタートプログラム適用時) | 戸建て:7,315円 マンション:6,490円 |
提供エリア | 関東の一部(戸建てのみ) | 東日本の一部 (戸建て・マンション) |
セット割 | auスマートバリュー 自宅セット割 | ドコモ光セット割 |
ドコモ光10ギガは料金が比較的高めですが、ドコモのスマホユーザーにとってはセット割のメリットが大きいです。エリアは東日本の一部に限られています。
各サービスの特徴とおすすめポイント
- auひかり 5ギガ:料金面では「超高速スタートプログラム」で3年間は1ギガプランと同額という大きなメリットがあり、auやUQモバイルユーザーにはセット割も適用されます。提供エリアが限られている点が最大のデメリットです。
- NURO光:エリア内なら最も安定した速度が出ると評判で、料金もリーズナブルです。工事に時間がかかる点や2ギガまでという速度制限がありますが、一般的な利用では十分な速さです。
- ソフトバンク光 10ギガ:マンションでも10ギガプランが使える点が最大の特徴です。ソフトバンクユーザーにとってはセット割のメリットも大きいでしょう。
- ドコモ光 10ギガ:料金は高めですが、ドコモユーザーにとってはセット割で実質料金が抑えられます。東日本エリアに対応している点もメリットです。
選び方のポイント
高速回線サービスを選ぶ際は、以下のポイントを考慮するとよいでしょう。
- 提供エリアの確認:まず自宅が提供エリア内かどうかを確認する
- スマホキャリアとのセット割:使用しているスマホキャリアとのセット割が適用できるか
- 必要な速度:実際の利用シーンで必要な速度はどの程度か
- 月額料金と実質コスト:キャンペーンや割引を含めた実質的な月額料金
- 周辺機器の対応状況:現在使用している機器が高速通信に対応しているか
一般的な家庭でのインターネット利用であれば、どのサービスでも十分な速度が出るため、提供エリアとスマホキャリアとのセット割を重視して選ぶのがおすすめです。特にセット割を適用できる場合は、月額料金の差が大きくなるため、トータルコストを考慮することが重要です。
auひかりの5ギガプランは、auやUQモバイルユーザーにとって「超高速スタートプログラム」と合わせると非常にコストパフォーマンスの高いサービスと言えます。ただし、提供エリアが限られているため、エリア外の方は他社サービスの検討も必要です。
各サービスともに、契約前には必ず提供エリア内かどうかを確認し、実際の利用環境に合わせて最適なサービスを選びましょう。
auひかり5ギガの評判を徹底調査|実測速度と料金も解説 まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- auひかり5ギガプランは最大5Gbpsの通信速度を誇る高速回線サービスである
- 「超高速スタートプログラム」により3年間は1ギガプランと同額で利用可能である
- 提供エリアは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部に限定されている
- 基本的にマンションでは利用できず、戸建てタイプのみの提供である
- 実測速度は約500Mbps~3Gbpsとベストエフォート型のため理論値より低下する
- auスマートバリューや自宅セット割を適用すると4年目以降も追加料金なしで利用できる
- 5ギガプランの性能を活かすには周辺機器も高速通信に対応させる必要がある
- LANケーブルはCAT6A以上の規格を選ぶと良い
- 1ギガプランからの変更は機器交換のみで可能で工事は基本的に不要である
- 標準で提供されるホームゲートウェイ「Aterm BL3000HM」はWi-Fi 6Eに対応している
- 複数人での同時接続や大容量データの送受信時に1ギガプランとの差を体感できる
- 5ギガプランには12ヶ月の最低利用期間があり、期間内の解約には解約金が発生する
- 10ギガプランと比較すると速度は劣るが、コストパフォーマンスは優れている
- NURO光など他社高速回線と比較する際はセット割の有無を考慮することが重要である
- 一般的な家庭利用なら5ギガプランの速度で十分であり、10ギガは特殊用途向きである