ビッグローブ光はゲームに最適？評判と設定を徹底解説

オンラインゲームを快適に楽しむには、安定した高速通信環境が欠かせません。ビッグローブ光は平均実測値241.36Mbps、Ping値17.51msという性能でゲーマーから高い評価を得ています。

「ビッグローブ光はPS5だと繋がらない」「Switchだと接続に問題がある」といった声も見られますが、多くの場合は適切な設定で解決可能です。特にIPv6接続オプションは混雑時間帯でも安定した通信を実現し、その評判は非常に高いと言えるでしょう。

本記事では、ビッグローブ光の実測データに基づく評価や評判、1ギガプランと10ギガプランの違い、各ゲーム機器との相性、PS4接続のトラブルシューティングなど、ビッグローブ光でゲームを快適にプレイするための具体的な情報を徹底解説します。

ビッグローブ光でゲームをプレイした時の評判が良い理由

オンラインゲームを楽しむ上で、安定した高速通信環境は非常に重要です。ビッグローブ光はゲーマーから高い評価を得ており、特にIPv6接続オプションを利用することで混雑時間帯でも安定した通信が可能になります。

以下で、ビッグローブ光がゲーマーから支持される理由を詳しく見ていきましょう。

• ビッグローブ光の平均速度と実測値データ
• オンラインゲームに必要な回線速度とPing値
• ビッグローブ光のIPv6接続とゲームへの影響
• FPSなど各ゲームジャンル別のプレイ評価
• ビッグローブ光で快適にゲームを楽しむための設定

ビッグローブ光の平均速度と実測値データ

ビッグローブ光は、オンラインゲームにも十分対応できる通信速度を提供しています。測定サイト「みんなのネット回線速度」によると、ビッグローブ光の平均実測値は下り速度で241.36Mbps、上り速度で258.77Mbpsとなっています。また、平均Ping値は17.51msであり、これはオンラインゲームをプレイするには十分な数値です。

他の光回線との比較で見ても、ビッグローブ光の実測値は良好な結果となっています。例えば、ドコモ光の平均下り速度は264Mbps、ソフトバンク光は305Mbps程度で、ビッグローブ光もこれらと遜色ない性能を発揮しています。Ping値についても、auひかりの14.82ms、ソフトバンク光の16.48msと比較しても、ビッグローブ光の17.51msは競争力のある数値です。

特に注目すべきは、ビッグローブ光の10ギガプランの実測値です。利用者の口コミによると、10ギガプランでは下り速度が最大5695.83Mbps、上り速度が最大2560.81Mbps、Ping値は5.0ms程度まで向上するとの報告もあります。これは通常の1ギガプランと比較して、通信速度は約20倍、Ping値は約3倍速くなる計算となり、大容量のゲームデータをダウンロードする際や、よりシビアな操作が求められるゲームでアドバンテージとなります。

ただし、実際の通信速度は利用環境によって異なります。マンションなどの集合住宅では、建物の配線方式がVDSL方式の場合、最大速度が100Mbpsに制限されることがあります。また、利用しているルーターやLANケーブルのスペック、Wi-Fi接続か有線接続かによっても速度が変わってきます。

特に夜間のゴールデンタイムには、回線が混雑して速度が低下することがあります。これはビッグローブ光に限らず、多くの光回線に共通する現象ですが、後述するIPv6接続を利用することで、この問題はある程度解消されます。

また、速度測定の方法によっても結果が異なることがあります。PCやスマホのブラウザから測定サイトを利用する方法や、PS4、PS5、Switchなどのゲーム機器に内蔵された測定機能を使う方法などがあります。より正確な測定をするためには、有線接続で測定し、測定時に他のデバイスのネット利用を一時停止することをおすすめします。

ビッグローブ光の実測値については「みんなのネット回線速度」などの測定サイトで、自分の住んでいるエリアに近いデータを確認することも可能です。これにより、契約前に自分の地域での実際の速度傾向を把握できるため、判断材料の一つとして活用するとよいでしょう。

オンラインゲームに必要な回線速度とPing値

オンラインゲームを快適にプレイするためには、まず回線速度については、一般的なオンラインゲームでは最低でも30Mbps程度、FPSなど競技性の高いゲームであれば70Mbps以上あると快適にプレイできるとされています。

APEXやVALORANT、フォートナイトなどのFPS・TPSゲームでは、多くのプレイヤーと同時にリアルタイムで対戦するため、より高い回線速度が要求されます。これらのゲームをストレスなくプレイするには70Mbps以上の速度が目安となり、友人と通話しながらプレイする場合は100Mbps程度あるとより安定します。

回線速度別の具体的な影響をまとめると以下のようになります。

• 100Mbps以上：ストレスなくプレイでき、フリーズやラグがほぼない状態
• 70〜100Mbps：一人プレイなら問題なく、稀にフリーズが起きる程度
• 50〜70Mbps：問題なくプレイできるが、たまにフリーズやラグが発生
• 30〜50Mbps：プレイ自体は可能だが、ややストレスを感じる場合も
• 30Mbps以下：頻繁にフリーズや切断が起きる可能性が高い

しかし、オンラインゲームでは単純な回線速度以上に重要となるのがPing値です。Ping値は応答速度とも呼ばれ、データの送受信にかかる時間を表す指標です。単位はミリ秒(ms)で、この数値が小さいほど操作から画面表示までの遅延が少なく、オンラインゲームではアドバンテージとなります。

Ping値の目安は以下のようになります。

• 0〜10ms：非常に快適、ラグがほぼない
• 10〜15ms：ほぼ快適、稀にラグが起きる程度
• 15〜30ms：問題なくプレイ可能、たまにラグが発生
• 30〜50ms：ややストレスを感じる、ラグが起きやすい
• 50ms以上：頻繁にラグが発生し、ゲームプレイに支障をきたす

特にFPSや格闘ゲームなど、瞬時の操作が求められるゲームジャンルではPing値が重要となります。例えば、APEXなどのFPSゲームでは、15ms以下のPing値が理想的とされています。一方、MMOやRPGなどのゲームでは、50ms程度でも比較的快適にプレイできます。

ビッグローブ光の平均Ping値は17.51msですが、10ギガプランを利用すると5ms程度まで改善されるとの報告もあります。これはFPSなどの競技性の高いゲームでも十分に快適なレベルといえるでしょう。

ビッグローブ光の平均実測速度とPing値は、多くのオンラインゲームを快適にプレイするのに十分な性能を持っているといえます。特に「IPv6オプション」を利用することで、混雑する時間帯でも安定した通信環境を維持できるため、オンラインゲームに適した光回線と評価されています。

ビッグローブ光のIPv6接続とゲームへの影響

ビッグローブ光でオンラインゲームを快適にプレイするための重要なポイントとして、「IPv6オプション」の利用が挙げられます。

IPv6とは、インターネットプロトコルの最新規格のことで、従来のIPv4と比較して混雑を回避しやすい仕組みを持っています。IPv6オプションを利用すると、IPoE方式という接続方式が利用できるようになります。これに対し、IPv6オプションを利用しない場合は、PPPoE方式という従来の接続方式となります。

IPoE方式とPPPoE方式の大きな違いは、混雑時の安定性です。PPPoE方式では、特に夕方から深夜にかけてのインターネット利用が多い時間帯に速度が大幅に低下しやすく、ラグや切断が発生しやすくなります。一方、IPoE方式では混雑の影響を受けにくいため、どの時間帯でも比較的安定した速度を維持できます。

オンラインゲームにとって、この安定性は非常に重要です。例えば、FPSゲームで重要な場面でラグが発生してしまうと、勝敗に大きく影響します。IPv6オプションを利用することで、このようなリスクを軽減できるのです。

ビッグローブ光のIPv6オプションは月額料金や初期費用が無料であり、申し込み手続きも簡単です。新規契約時に同時申し込みができるほか、既に契約している場合も後から追加できます。ビッグローブ会員サポートページから簡単に申し込み可能です。

特にPS4などのゲーム機器でビッグローブ光を利用する場合、IPv6オプションは必須といえます。PS4はIPv6に非対応で、IPv4でしか通信できないため、IPv6オプションを利用してIPoE方式での通信を確保することが重要です。

IPv6オプションを利用するためには、対応したルーターも必要となります。ビッグローブ光の公式サイトでは「IPv6サービス対応動作確認機種」のリストが公開されており、このリストに記載されているルーターを選ぶことで、スムーズにIPv6接続ができます。

実際のユーザー評価でも、IPv6オプションの効果を実感する声が多く見られます。例えば「IPv6オプションを申し込んでから、夜間でもラグなくゲームができるようになった」「以前は夕方から通信速度が落ちていたが、IPv6接続にしてからは安定している」といった評価があります。

一方で、「IPv6オプションを利用しても、一部のオンラインゲームで支障が出ることがある」という声もあります。これは、ゲームのサーバー側の問題や、ゲーム自体がIPv6に完全対応していない場合に起こり得る現象です。ただし、多くの場合はIPv6オプションを利用することでメリットが大きいと考えられます。

FPSなど各ゲームジャンル別のプレイ評価

ビッグローブ光では、様々なジャンルのオンラインゲームをプレイすることができますが、ゲームの種類によって評価は異なります。

まず、FPS（ファーストパーソン・シューティング）ゲームについてです。APEXやVALORANTなどの人気FPSゲームは、瞬時の判断と操作が求められるため、通信環境の良し悪しが勝敗を左右します。ビッグローブ光を利用したAPEXプレイヤーからは、「Ping値が高いときもあるが、基本的には快適に遊べる」という評価が多く見られます。VALORANTについても同様に「基本的には快適に遊べる」という声がある一方で、「Ping値が終わってる...まともにゲームができない」という否定的な意見も見られます。

これらの差は、IPv6オプションの有無や通信環境の整備状況によって生じていると考えられます。IPv6オプションを利用し、有線接続をしている場合は比較的良好な評価が多いようです。

次にバトルロイヤル系のゲームについてです。フォートナイトやPUBGなどもFPS同様に通信速度とPing値が重要とされるゲームです。ビッグローブ光でのフォートナイトプレイヤーからは「Ping値が高いときもあるが、基本的には快適に遊べる」という評価が目立ちます。一方で「8時〜12時半くらいまでping60の赤or黄色バッテンが出て、スーパーラグい」という時間帯による差を指摘する声もあります。

オーバーウォッチなどのヒーローシューター系ゲームでは「Ping値が安定しないときもあるが、基本的には快適に遊べる」「オーバーウォッチだけpingが安定しない」といった声があります。ゲームタイトルによって通信の安定性に差がある可能性も考えられます。

Nintendo Switchで人気のスプラトゥーンについては「通信環境を整えれば、快適に遊べる」という評価がある一方で「IPv6にはなったけどswitchがIPv6対応しないらしい」という指摘もあります。これはSwitchの仕様に関する問題であり、有線接続によって改善できる場合があります。

スマッシュブラザーズについては「速度が遅いときもあるが、基本的には快適に遊べる」という評価がある一方で「4連続でエラーでスマブラマッチングしない」という否定的な声も見られます。対戦型格闘ゲームは1フレームの遅延が勝敗を分けることもあるため、通信環境の安定性が特に重要です。

RPG系の原神などでは「通信環境さえ整えば、快適に遊べる」という評価が多く見られます。RPGは比較的通信環境の影響を受けにくいジャンルですが、アップデート時などに大容量のデータをダウンロードする必要があるため、高速な回線は大きなメリットとなります。

全体的な傾向として、IPv6オプションを利用し、適切なルーターやLANケーブルを使用して有線接続している場合は、多くのゲームで問題なくプレイできるという評価が多いです。

ビッグローブ光で快適にゲームを楽しむための設定

ビッグローブ光でオンラインゲームを快適にプレイするためには、いくつかの重要な設定と対策があります。

まず最も重要なのは、先述した「IPv6オプション」の申し込みです。このオプションは無料で利用できるにもかかわらず、ゲームプレイの安定性に大きく貢献します。IPv6オプションを利用することで、IPoE方式という混雑に強い接続方式が使えるようになり、特に夕方から夜間の混雑時間帯でも安定した通信が可能になります。

IPv6オプションは新規契約時に同時申し込みできますが、既に契約している場合もBIGLOBE会員サポートから後から申し込むことができます。現在IPv6接続ができているかどうかは、会員サポートページで確認可能です。接続状態が「IPv4接続」と表示されている場合は、IPv6オプションの申し込みが必要です。

次に重要なのが、IPv6オプション対応のルーターの選択です。IPv6オプションを申し込んでも、使用しているルーターが対応していなければ効果がありません。ビッグローブ光の「IPv6サービス対応動作確認機種」リストを参照して、対応ルーターを選びましょう。最新の規格であるWi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応したルーターを選ぶと、より高速で安定した通信が可能になります。

また、接続方法も非常に重要です。できる限り有線接続を利用することをおすすめします。Wi-Fi接続は便利ですが、障害物や電波干渉の影響を受けやすく、通信が不安定になりがちです。特にFPSや格闘ゲームなど、一瞬のラグが勝敗を左右するゲームでは、有線接続が大きなアドバンテージとなります。

有線接続に使用するLANケーブルのカテゴリも重要なポイントです。LANケーブルには「CAT5」「CAT6」などのカテゴリがあり、数字が大きいほど性能が高くなります。オンラインゲームを快適にプレイするためには、CAT6以上のLANケーブルを使用することをおすすめします。特に10ギガプランを契約している場合は、CAT6A・CAT7以上のLANケーブルを選びましょう。また、ケーブルの形状はスタンダードタイプが通信の安定性が高いため、極細やフラットタイプよりもおすすめです。

マンションなどの集合住宅に住んでいる場合は、建物の接続方式も確認しておきましょう。VDSL方式の場合は最大速度が100Mbpsに制限されるため、オンラインゲームの最低限の要件は満たすものの、大容量のダウンロードに時間がかかることがあります。可能であれば、光回線方式やLAN方式の建物を選ぶことで、より高速な通信が可能になります。

これらの対策により、ビッグローブ光でも多くのオンラインゲームを快適にプレイできる環境が整います。特にIPv6オプションと有線接続の組み合わせは、安定した通信環境を実現する上で非常に効果的です。

ビッグローブ光でゲームをプレイした時の評判が悪い場合もある？

ビッグローブ光はオンラインゲームに適した回線ですが、速度が遅いと感じるなど、不満を感じるユーザーの声も上がっているようです。

しかし、それらには原因があります。例えば、通信環境や建物の配線状況、時間帯によっては速度が低下することがあります。また、専用のゲーム回線と比較するとPing値やゲームサーバーへの最適化に違いがあるため、競技性の高いゲームをプレイする場合は考慮すべき点です。

ゲーム機器ごとの接続設定や10ギガプランの活用法、速度が遅い場合の改善策など、ビッグローブ光でより快適にゲームを楽しむための注意点を詳しく見ていきましょう。

• ビッグローブ光でゲームが遅いと感じる場合の原因
• マンション・戸建て別のゲームプレイ環境の違い
• ビッグローブ光とゲーム専用回線の比較
• PS4・PS5・Switchなど機器別の評判
• ビッグローブ光10ギガプランを選ぶことによるゲームへのメリット

ビッグローブ光でゲームが遅いと感じる場合の原因

ビッグローブ光を利用していてもゲームプレイが遅いと感じる場合、いくつかの原因が考えられます。

最も多い原因の一つが、何度もお話している「IPv6オプション」を利用していないことです。ビッグローブ光はフレッツ光回線を利用した「光コラボレーション」タイプの光回線であり、多くの事業者が同じ回線を共有しています。そのため、IPv6オプションを利用せずにPPPoE方式で接続していると、特に夕方から夜間にかけての混雑時間帯に速度が大幅に低下することがあります。

「夕方から完全にビッグローブ光が沈黙している。ゲームが出来ない」といった口コミがありますが、これは混雑時間帯にPPPoE方式で接続していることが原因と考えられます。IPv6オプションを利用してIPoE方式での接続に切り替えることで、この問題は大幅に改善される可能性があります。

次によくある原因が接続方法です。Wi-Fi接続の場合、電波干渉や障害物の影響を受けて通信が不安定になりやすくなります。「ラグが酷すぎてゲーム出来てない」という評価の中には、Wi-Fi接続による影響が含まれていることも考えられます。ゲームをプレイする際は、できるだけ有線接続を利用することで、安定した通信環境を確保できます。

マンションなど集合住宅の場合、建物の配線方式も大きな影響を与えます。VDSL方式の場合は最大速度が100Mbpsに制限されるため、大容量のデータダウンロードなどで影響が出る可能性があります。また、同じマンション内で多くの住民がインターネットを利用している場合、回線が混雑して速度低下が発生することもあります。

使用している機器のスペックも重要な要素です。古いルーターやLANケーブルを使用していると、回線の性能を十分に発揮できません。特に数年以上前のルーターを使用している場合は、最新の通信規格に対応していない可能性があります。同様に、古いカテゴリのLANケーブル（CAT5など）では、高速通信に対応できないことがあります。

さらに、同時に複数のデバイスでインターネットを利用している場合、帯域を分け合うことになるため、それぞれの通信速度が低下します。例えば、他の家族が動画視聴やダウンロードを行っている間にゲームをプレイすると、ラグが発生しやすくなります。

これらの原因を把握し、適切な対策を講じることで、ビッグローブ光でもオンラインゲームを快適にプレイできる環境を構築することが可能です。特にIPv6オプションの利用と有線接続は、多くの問題を解決する基本的な対策といえるでしょう。

マンション・戸建て別のゲームプレイ環境の違い

ビッグローブ光でのゲームプレイ環境は、マンションと戸建てでは大きく異なる場合があります。まず、マンションタイプの特徴として最も重要なのが「配線方式」です。マンションの配線方式には主に3種類あり、それぞれでゲームプレイ環境に大きな影響を与えます。

1. 光回線方式（光配線方式）
   • マンションの共用部分からお部屋まで光ファイバーが直接引き込まれる方式です。最大通信速度は1Gbpsとなり、戸建てと同等の高速通信が可能です。ゲームプレイに最も適した配線方式といえます。
2. LAN方式
   • マンションの共用部分に設置された装置から部屋までLANケーブルで接続する方式です。最大通信速度は100Mbps〜800Mbps程度となり、多くのオンラインゲームであれば問題なくプレイできます。
3. VDSL方式
   • マンションの共用部分に設置された装置から部屋まで既存の電話回線を利用して接続する方式です。最大通信速度は100Mbps程度に制限され、オンラインゲームの最低要件は満たすものの、大容量データのダウンロードには時間がかかる場合があります。また、マンション内の利用者が増えると速度が低下しやすくなります。

マンションでは建物の配線方式を自分で選ぶことはできませんが、契約前に確認しておくことで、期待できる通信環境を把握できます。特にVDSL方式の場合は、速度制限があることを理解した上で契約するかを検討する必要があります。

また、マンションでは同じ建物内の住民が同時にインターネットを利用することで、回線が混雑するケースがあります。特に夜間の時間帯は多くの人がインターネットを利用するため、速度低下が発生しやすくなります。この問題に対処するには、IPv6オプションの利用が効果的です。IPv6オプションを利用すると、混雑の影響を受けにくいIPoE方式での接続が可能になります。

一方、戸建てタイプの場合は、基本的に光ファイバーが直接引き込まれるため、最大通信速度の1Gbpsを活かせる環境が整っています。マンションのような配線方式による制限がないため、安定した高速通信が期待できます。

総じて、マンションではVDSL方式かどうかが大きなポイントとなり、戸建てでは安定した環境を全室で確保できるかがポイントとなります。どちらの住居タイプでも、IPv6オプションの利用と適切な機器の選択によって、オンラインゲームを快適にプレイできる環境を構築することができます。

ビッグローブ光とゲーム専用回線の比較

現在、代表的なゲーム専用回線としては「GameWith光」「hi-ho with games」などが挙げられます。これらの回線の最大の特徴は、ゲームサーバーへの最適化や専用帯域の確保により、安定した低Ping値を実現している点です。

例えば、GameWith光の場合、公式テストでPing値が平均10ms以下を実現しており、混雑する時間帯でもラグが少ないという特徴があります。また、ゲームタイトルのあるクラウドやプロバイダと直接接続する仕組みを導入しているため、通信の安定性が高くなっています。

hi-ho with gamesも同様に、専用帯域を確保することで混雑時間帯でも安定した通信速度を維持できる特徴があります。さらに、PCデータの低容量で利用できるセキュリティオプションも充実しており、安全な環境でゲームを楽しめます。

これに対し、ビッグローブ光は一般的な光回線サービスであり、専用の最適化や帯域確保は行われていません。そのため、理論上はゲーム専用回線と比較するとPing値や安定性で劣る可能性があります。

しかし、実際の使用感においては、ビッグローブ光でもIPv6オプションを利用することで、多くのゲームを快適にプレイすることが可能です。特に10ギガプランを契約した場合は、Ping値が5ms程度まで向上するとの報告もあり、ゲーム専用回線に近い性能を発揮できる可能性があります。

月額料金を比較すると、ビッグローブ光のマンションタイプは4,378円（税込）、戸建てタイプは5,478円（税込）となっています。一方、GameWith光は月額6,700円（税込）、hi-ho with gamesは月額7,590円（税込）と、ゲーム専用回線の方が高額な傾向にあります。ビッグローブ光の10ギガプランでも月額6,270円（税込）であり、ゲーム専用回線より安い場合があります。

キャンペーンや特典についても違いがあります。ビッグローブ光では様々なキャッシュバックキャンペーンが実施されており、初期費用を抑えることができます。また、auスマホとのセット割引も適用可能です。一方、ゲーム専用回線では、キャンペーン内容が限定的な場合があります。

提供エリアも大きな違いの一つです。ビッグローブ光はほぼ全国でサービスを提供していますが、ゲーム専用回線は提供エリアが限定されている場合があります。例えば、GameWith光 Proは東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・愛知・大阪の一部地域のみでの提供となっています。

総合的に見ると、プロゲーマーやeスポーツを本格的に目指す方、Ping値の低さを最重視する方にはゲーム専用回線がおすすめですが、一般的なゲーマーや家族でインターネットを利用する方には、コストパフォーマンスの高いビッグローブ光（特に10ギガプラン）が適している場合が多いといえるでしょう。

PS4・PS5・Switchなど機器別の評判

ゲーム機器ごとに最適な接続方法や評判は異なります。

まず、PS4はIPv6に非対応であり、IPv4でしか通信ができません。そのため、ビッグローブ光でPS4を使用する場合は、IPv6オプションの申し込みが特に重要になります。IPv6オプションを利用することで、IPv4 over IPv6と呼ばれる技術により、IPv4通信でもIPoE方式の恩恵を受けることができます。

PS4の接続方法としては、有線接続が最もおすすめです。PS4の背面にはLANポートがあり、ここにLANケーブルを接続することで有線接続が可能です。Wi-Fi接続も可能ですが、安定性や速度の面で有線接続に劣るため、競技性の高いゲームをプレイする場合は特に有線接続をおすすめします。

実際のユーザー評価では「家のps4ソフトのアップデートに2時間とか、かかったのはビッグローブ光がクソだからでした」といった否定的な声がある一方で、「集合住宅向けの混雑に強いビッグローブ光1ギガを利用していて、性能の良いLANケーブルをモデムからps5に直接繋げたら爆速になった」という肯定的な評価もあります。これらの差は、IPv6オプションの利用や接続方法の違いによるものと考えられます。

PS5については、PS4と同様に有線接続がおすすめですが、PS5はWi-Fi 6に対応しているため、Wi-Fi 6対応ルーターを使用すれば、Wi-Fi接続でも比較的安定した通信が期待できます。PS5のネットワーク設定では、「LANケーブルを使用」を選択することで有線接続が可能です。

評判については「PS5でビッグローブ光下り500MB出てるしこれまで何も無かったけど6.55くらいから調子が悪い」といった声もありますが、これはゲームのアップデートによる影響と思われます。全体的には、IPv6オプションを利用し、適切な接続方法を選べば、PS5でも快適にゲームをプレイできるという評価が多いようです。

Switchについては、本体にLANポートがないモデルが多いため、有線接続するには専用のLAN変換アダプタが必要です。Nintendo Switch有線LANアダプターを購入し、Nintendo Switchドックのポートに接続することで、有線接続が可能になります。最新のNintendo Switch(有機ELモデル)のドックにはLANポートが標準で搭載されているため、アダプターは不要です。

評判については「IPv6にはなったけどswitchがIPv6対応しないらしい」という指摘がありますが、これはSwitchの仕様によるものです。しかし、IPv6オプションを利用することで、IPv4通信でもIPoE方式の恩恵を受けられるため、安定した通信環境を構築できます。「うちはビッグローブ光を使ってますが特に不満はないで」といった肯定的な声もあり、適切な設定を行えば快適にプレイできると考えられます。

ビッグローブ光10ギガプランを選ぶことによるゲームへのメリット

ビッグローブ光には通常の1ギガプランに加えて、より高速な「10ギガプラン」が用意されています。

10ギガプランの最大の特徴は、その名の通り最大通信速度が10Gbpsという点です。これは通常の1ギガプランの10倍の速度であり、大容量データの送受信を非常に短時間で行えるようになります。実測値でも下り速度が最大5695.83Mbps、上り速度が最大2560.81Mbpsという報告があり、1ギガプランの実測値と比較して大幅に向上しています。

この高速通信がオンラインゲームにもたらすメリットは多岐にわたります。まず、ゲームのダウンロードやアップデートにかかる時間が大幅に短縮されます。近年のゲームは容量が大きくなっており、数十GB〜100GB以上のダウンロードが必要なケースも珍しくありません。10ギガプランであれば、このような大容量データのダウンロードも短時間で完了するため、新作ゲームをすぐにプレイしたり、アップデート配信後すぐに再開したりすることができます。

さらに重要なのが、Ping値の向上です。利用者の報告によると、10ギガプランではPing値が約5msまで低下するとされています。これは1ギガプランの平均Ping値17.51msの約3分の1であり、ゲームプレイの反応速度に大きな違いをもたらします。

FPSなどの競技性の高いゲームでは、このPing値の差が勝敗を左右することもあります。例えば、敵と同時に撃ち合いになった場合、Ping値が低い方が先に攻撃が相手に届くため、有利になります。またピンポイントでの照準合わせや、瞬時の動きへの対応など、シビアな場面でアドバンテージとなります。

Jitter値（Ping値の安定性）も向上するため、突然のラグやフリーズが発生しにくくなります。これにより、一定のパフォーマンスを維持しやすくなり、より集中してゲームに取り組めるようになります。

また、10ギガプランでは複数のデバイスで同時に大容量通信を行っても、帯域に余裕があるため互いに影響しにくくなります。例えば、家族がそれぞれ別のデバイスで動画視聴やダウンロードを行っている場合でも、ゲームプレイへの影響を最小限に抑えられます。

ストリーミング配信をしながらゲームをプレイする場合も、10ギガプランは大きなメリットをもたらします。高画質の配信には大きな上り帯域が必要ですが、10ギガプランなら上り速度も十分に確保できるため、配信によるゲームプレイへの影響を抑えられます。

10ギガプランには専用のWi-Fi 6対応ルーターも用意されており、無線接続でも高速通信が可能です。Wi-Fi 6は従来の規格より高速かつ安定した通信が可能で、マルチデバイス環境での性能低下も少ないため、家全体の通信環境向上にも貢献します。

月額料金については、1ギガプランと比較して割高になりますが、キャンペーンによっては1年間同額で利用できる場合もあります。現在プレイしているゲームのジャンルや、ゲームプレイの頻度、家族の利用状況なども考慮して、10ギガプランが自分にとって必要かどうか判断するとよいでしょう。

ビッグローブ光はゲームに最適？評判と設定を徹底解説｜まとめ

この記事のポイントをまとめます。

• ビッグローブ光の平均実測値は下り241Mbps、上り258Mbpsでゲームに十分な速度
• 平均Ping値は17.51msと低く、FPSなどの競技性の高いゲームにも対応できる
• IPv6オプションの利用で混雑時間帯でも安定した通信が可能になる
• PS4やSwitchはIPv6に直接対応していないが、IPv6オプションで安定性が向上する
• 有線接続はWi-Fi接続より安定性が高く、ゲームプレイに強く推奨される
• マンションのVDSL方式では最大100Mbpsに制限されるため注意が必要
• LANケーブルはCAT6以上、10ギガプランではCAT6A以上を選ぶべき
• Wi-Fi接続する場合は5GHz帯の利用で干渉が少なく速度が向上する
• 10ギガプランではPing値が約5msまで低下し、ゲーム体験が大幅に向上する
• ルーターの再起動やファームウェア更新で通信状態が改善することがある
• 複数デバイス同時使用時は帯域を圧迫するため、ゲームプレイ中は注意する
• 地域や建物の状況によって実際の通信品質に差が出ることがある
• ゲーム専用回線と比べると若干性能は劣るが、コストパフォーマンスは優れている
• 通信トラブル発生時は365日対応のカスタマーサポートが利用できる
• どのゲームジャンルでも適切な設定で快適なプレイ環境を構築可能