
フレッツ光を利用中でドコモのスマホを使用している場合、割引が受けられるかどうか気になっていませんか?結論から言うと、フレッツ光とドコモスマホの単純な組み合わせでは割引は受けられませんが、ドコモ光への乗り換えでスマホ料金を大幅に節約できます。
本記事では、ドコモ光セット割の仕組みや適用条件、料金プランごとの割引額、選ぶべきプロバイダについて詳しく説明します。また、ドコモ光セット割が適用されない理由や突然なくなった場合の対処法、家族間での割引適用の方法、解約時の注意点まで網羅しています。
フレッツ光からドコモ光への乗り換え方法も含め、通信費削減に役立つ情報をご紹介します。
この記事のポイント
- フレッツ光からドコモ光に乗り換えることで得られる具体的な割引額と節約効果
- ドコモ光セット割の仕組みと家族全員のスマホ料金を割引する方法
- フレッツ光とドコモ光の料金プラン比較と月額コストの違い
- ドコモ光セット割が適用されない原因や解決方法、解約時の注意点
フレッツ光ユーザーがドコモの割引を受ける方法

インターネット回線とスマホを上手に組み合わせることで、月々の通信費を大幅に節約できる可能性があります。特にドコモのスマホを利用している方にとって、どの光回線を選ぶかは重要な決断です。フレッツ光を現在ご利用中で、ドコモのスマホをお持ちの方は、割引サービスを活用して通信費の節約ができるかもしれません。
ここでは、フレッツ光ユーザーがドコモの割引を受ける方法について詳しく解説します。単身世帯から家族世帯まで、それぞれの状況に合わせた最適な選択肢を見つけるためのポイントをご紹介します。
- フレッツ光とドコモスマホの組み合わせで割引は受けられる?
- フレッツ光からドコモ光への乗り換えで得られる割引効果
- ドコモ光セット割の仕組みと対象となる料金プラン
- ドコモ光セット割の家族間適用と最大割引金額
- フレッツ光とドコモ光の月額料金の違いとお得度
フレッツ光とドコモスマホの組み合わせで割引は受けられる?

フレッツ光とドコモのスマホを単純に組み合わせただけでは、スマホ料金の割引は受けられません。現在のNTTの仕組みでは、フレッツ光はNTT東日本・西日本が提供するサービスであり、ドコモ(NTTドコモ)とは別会社のサービスとなっているためです。
フレッツ光だけでは割引が適用されない理由として、「ドコモ光セット割」というサービスがドコモ光専用の割引制度として設計されているからです。この割引はドコモ光とドコモのスマホを組み合わせた場合にのみ適用される特典となっています。
また、フレッツ光を利用している場合、プロバイダとの契約も別に必要となります。OCNやBIGLOBE、@niftyなどのプロバイダを選べますが、それらのプロバイダによっては独自の割引サービスがある場合もあります。例えば、OCNをプロバイダに選んだ場合は、OCNモバイルONEという格安SIMの月額料金が1回線につき200円割引になるサービスがあります。ただし、これはドコモの正規プランではなく、格安SIMのサービスになります。
同様に、BIGLOBEをプロバイダに選んだ場合も、BIGLOBEモバイルの月額料金が割引になるサービスがありますが、これもドコモの正規プランではありません。
つまり、フレッツ光とドコモスマホを組み合わせても、ドコモ光のようなセット割引は適用されないため、ドコモのスマホ料金はそのままとなります。ドコモのスマホ料金を割引するためには、フレッツ光からドコモ光へ乗り換えるか、もしくはドコモ以外の格安SIMなどを検討する必要があります。
ただし、フレッツ光からドコモ光への乗り換えは比較的簡単で、多くの場合工事不要で手続きだけで完了します。これを「転用」と呼びます。フレッツ光の回線をそのまま使用し、契約先がNTT東日本・西日本からNTTドコモに変わるだけなので、大きな手間はかかりません。
もし現在フレッツ光を利用していて、ドコモのスマホも使っているのであれば、ドコモ光への乗り換えを検討してみることをおすすめします。次の見出しでは、その効果について詳しく解説します。
フレッツ光からドコモ光への乗り換えで得られる割引効果

フレッツ光からドコモ光へ乗り換えることで、どのような割引効果が得られるのでしょうか。乗り換えによる最大のメリットは、やはり「ドコモ光セット割」が適用されることです。この割引制度により、ドコモのスマホ料金が大幅に安くなる可能性があります。
ドコモ光セット割を適用すると、ドコモのスマホ1台あたり月額最大1,100円(税込)の割引が受けられます。例えば、4人家族で全員がドコモのスマホを使っている場合、月々最大4,400円(税込)の割引となり、年間では52,800円もの節約になります。これは家計にとって大きな助けとなるでしょう。
また、フレッツ光とドコモ光を比較すると、基本料金自体にも差があります。フレッツ光では回線料金とプロバイダ料金を別々に支払う必要がありますが、ドコモ光はこれらがセットになっているため、総額としてドコモ光の方が安くなる傾向があります。
一例として、戸建て住宅の場合で比較してみましょう。フレッツ光の回線料金が月額5,700円程度、プロバイダ料金が760円程度で、合計6,460円前後になることが多いです。一方、ドコモ光の場合は月額5,720円(税込)でプロバイダ料金込みとなっているため、約740円ほど安くなる計算です。
マンションタイプでも同様の傾向があり、フレッツ光の回線料金が月額4,180円程度、プロバイダ料金が530円程度で、合計4,710円前後になることが多いのに対し、ドコモ光のマンションタイプは月額4,400円(税込)でプロバイダ料金込みとなっています。
さらに、ドコモ光への乗り換え時には様々なキャンペーンが実施されていることがあります。例えば、キャッシュバックや工事費無料などの特典が付くことも少なくありません。申込窓口によっても特典内容は異なりますので、複数の窓口を比較検討することをおすすめします。
ドコモ光への転用手続きも比較的簡単です。まずNTT東日本またはNTT西日本に連絡して「転用承諾番号」を取得し、その番号をドコモ光の申込時に伝えるだけです。多くの場合、工事不要で手続きのみで完了しますので、面倒な工事の心配もありません。
このように、フレッツ光からドコモ光への乗り換えは、特にドコモのスマホをご利用中の方にとって、大きな割引効果をもたらす選択肢といえるでしょう。
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ドコモ光セット割の仕組みと対象となる料金プラン

ドコモ光セット割は、ドコモ光とドコモのスマホを同じ名義で契約することで自動的に適用される割引サービスです。このシステムをペア回線と呼び、ドコモ光の契約者がドコモのスマホも契約していることが基本条件となります。
ドコモ光セット割の対象となる料金プランですが、最新のギガホやギガライトといった新料金プランから、以前からあるシェアパックやパケットパックまで、幅広いプランが対象となっています。
新料金プランの場合の割引額は、ギガホプランでは一律1,100円(税込)の割引が適用されます。一方、ギガライトプランではデータ使用量によって割引額が変動し、5GB以上使用すると1,100円(税込)、1GB以上5GB未満の場合は550円(税込)、1GB未満の場合は割引が適用されません。5Gプランについても同様の割引設定となっています。
旧料金プランのシェアパックの場合は、契約しているデータ量によって割引額が異なります。例えば、ウルトラシェアパック100の場合は3,850円(税込)、ウルトラシェアパック50では3,190円(税込)、ウルトラシェアパック30では2,750円(税込)の割引が適用されます。ベーシックシェアパックでも、データ容量に応じて880円~1,980円(税込)の割引が受けられます。
また、パケットパックを利用している場合も、プランによって割引額が異なります。ウルトラデータLLパックでは1,760円(税込)、ウルトラデータLパックでは1,540円(税込)、ベーシックパックでは最大880円(税込)の割引が適用されます。
ただし、注意点としてガラケー(フィーチャーフォン)のプランでは、ドコモ光セット割は適用されず、代わりに「ドコモ光期間限定割引」が適用されます。この割引は月額550円(税込)ですが、適用期間は最大1年間に限られています。
また、「ドコモ光ミニ」という、データ使用量に応じて月額料金が変動するプランを契約している場合は、通常のドコモ光セット割より割引額が少なくなる点にも注意が必要です。
ドコモ光セット割は自動で適用されるため、個別に申し込む必要はありません。ドコモ光とドコモのスマホを同一名義で契約すれば、自動的に割引が適用されます。ただし、支払い口座は同じにする必要があります。もしスマホの料金と光回線の料金を別々の口座で支払っている場合は、ドコモ光セット割が適用されない可能性があるので注意しましょう。
このように、ドコモ光セット割は様々な料金プランに対応しており、ほとんどのドコモユーザーが何らかの形で割引を受けることができる仕組みになっています。
ドコモ光セット割の家族間適用と最大割引金額

ドコモ光セット割の大きなメリットの一つは、家族間での適用が可能な点です。この制度をフル活用することで、家族全員のスマホ料金を大幅に削減することができます。
ドコモ光セット割は、契約者と同一の「ファミリー割引」グループに属する家族全員のドコモスマホに適用されます。ファミリー割引とは、家族でドコモの回線を利用する際に適用できる割引サービスです。最大20回線までをグループ化できるため、大家族でも安心して利用できます。
特筆すべき点は、同居している家族だけでなく、別居している家族にも適用可能な点です。例えば、親が契約者で単身赴任している場合でも、自宅に住む配偶者や子どもたちのスマホ料金が割引の対象となります。また、親元を離れて一人暮らしをしている大学生のスマホなども、同じファミリー割引グループに入っていれば割引が適用されます。
ドコモ光セット割による最大割引金額を具体的に見てみましょう。例えば、4人家族で全員が新料金プランのギガホを契約している場合、1人あたり1,100円(税込)の割引が適用されるため、家族全体では月額4,400円(税込)の割引となります。年間では52,800円もの節約になるわけです。
また、シェアパックを利用している場合も大きな割引が期待できます。例えば、ウルトラシェアパック50を契約している場合は、月額3,190円(税込)の割引が適用されます。さらに、ドコモを15年以上利用している場合は「ずっとドコモ割」により最大1,800円の追加割引も受けられるため、合計すると月額4,990円(税込)もの割引が可能になります。
ただし、ドコモ光セット割を家族で適用するためには、いくつか条件があります。まず、ドコモ光の契約者がドコモのスマホも契約していることが基本条件です。また、ドコモ光の契約者と家族のスマホが同じファミリー割引グループに入っている必要があります。
もしこの条件が満たされない場合、例えばドコモ光の契約者が他社のスマホを使用している場合や、ドコモ光の契約者のスマホの名義が本人と異なる場合などは、ドコモ光セット割が適用されないことがあります。
また、支払い口座もスマホの料金と光回線の料金を同じにする必要があります。別々の口座で支払っている場合は、セット割が適用されない可能性があるので注意しましょう。
このように、ドコモ光セット割は家族間で適用することで最大限のメリットを得ることができます。特に多人数の家族で全員がドコモのスマホを使用している場合は、大きな節約効果が期待できるでしょう。
フレッツ光とドコモ光の月額料金の違いとお得度

フレッツ光とドコモ光の月額料金を比較すると、一般的にはドコモ光の方がトータルコストで安くなる傾向があります。これは主に、フレッツ光が回線料金とプロバイダ料金を別々に支払う必要があるのに対し、ドコモ光はそれらがセットになっているためです。具体的な数字で見ていきましょう。
戸建て住宅の場合、フレッツ光の料金体系は以下のようになっています。フレッツ光ネクストの回線料金が月額5,720円(税込)程度で、これにプロバイダ料金として平均760円(税込)程度が加わります。合計すると約6,480円(税込)前後となることが多いです。
一方、ドコモ光の戸建てプランの場合、月額料金は5,720円(税込)でプロバイダ料金込みとなっています。単純比較するとドコモ光の方が約760円ほど安くなる計算です。
マンションタイプでも同様の傾向があり、フレッツ光の回線料金が月額4,180円(税込)程度、プロバイダ料金が530円(税込)程度で、合計4,710円前後になることが多いのに対し、ドコモ光のマンションタイプは月額4,400円(税込)でプロバイダ料金込みとなっています。こちらはフレッツ光の方が若干安く見えますが、プロバイダによっては料金が異なるため、実際には同程度かドコモ光の方が安くなるケースも多いです。
しかし、本当のお得度を比較するなら、単に月額料金だけでなく、スマホとのセット割も含めた総合的なコストで考える必要があります。ここで大きな違いが出てきます。
例えば、戸建て住宅に住んでいて、ドコモの契約が15年以上で、ウルトラシェアパック50を利用している家族の場合で比較してみましょう。
フレッツ光の場合
- 回線基本料:5,700円
- プロバイダ料金:760円
- スマホ料金:16,000円
- 月額合計:22,460円
ドコモ光の場合
- 回線基本料(プロバイダ料金込み):5,200円
- スマホ料金:12,300円(スマホ割2,900円とずっとドコモ割800円の合計3,700円割引後)
- 月額合計:17,500円
この例では毎月約4,960円、年間では約59,520円もの差が出ることになります。これは非常に大きな節約額といえるでしょう。
また、ドコモ光には新規契約時や乗り換え時のキャンペーンが豊富にあることも魅力の一つです。キャッシュバックや工事費無料など、申込窓口によって異なる特典が用意されています。これらを活用することで、さらにお得に契約することが可能です。
ただし、すべての人にとってドコモ光が最適というわけではありません。例えば、家族全員が他社のスマホを使用している場合は、セット割のメリットを受けられないため、単純な月額料金だけで比較するとあまり差がない場合もあります。また、プロバイダの選択肢はフレッツ光の方が多いため、特定のプロバイダを希望する場合はフレッツ光の方が良いケースもあるでしょう。
結論として、ドコモのスマホを利用している方、特に家族でドコモを使っている方にとっては、フレッツ光からドコモ光への乗り換えは大きなコスト削減につながる可能性が高いといえます。一方、他社のスマホを使用している方は、それぞれの状況に応じて最適な選択をすることをおすすめします。
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フレッツ光からドコモ光の割引に変更する際の注意点

フレッツ光からドコモ光への乗り換えは多くのメリットがありますが、手続きを進める前にいくつかの重要な注意点を理解しておく必要があります。乗り換えは「転用」と呼ばれる比較的簡単な手続きで可能ですが、プロバイダの選択や契約内容によっては思わぬトラブルが発生することもあります。また、ドコモ光セット割の適用条件や解約時の違約金についても事前に確認しておくことが大切です。
ここでは、スムーズな乗り換えと最大限のメリットを得るために知っておくべき注意点について解説します。
- フレッツ光ユーザーがドコモ光に乗り換える手順
- ドコモ光のプロバイダ選びと割引への影響
- ドコモ光セット割が適用されない主な原因と対策
- ドコモ光セット割がなくなった場合の理由と対処法
- ドコモ光の料金プラン別の割引シミュレーション
- ドコモ光解約時の違約金と注意事項
フレッツ光ユーザーがドコモ光に乗り換える手順

フレッツ光からドコモ光への乗り換えは、「転用」と呼ばれる手続きを通じて行われます。転用とは、現在使用しているフレッツ光の回線をそのままドコモ光に切り替える方法で、多くの場合は工事不要で契約先がNTT東日本・西日本からNTTドコモに変わるだけです。この手続きを具体的なステップで見ていきましょう。
まず、転用には「転用承諾番号」が必要です。この番号を取得するために、NTT東日本またはNTT西日本に連絡します。連絡方法はウェブと電話の2つがあります。
NTT東日本の場合
ウェブからは「フレッツ光転用承諾番号発行システム」で取得できます。受付時間は8:30~22:00です。電話の場合は0120-140-202に連絡します。受付時間は9:00~17:00です。
NTT西日本の場合
ウェブからは「NTT西日本 転用情報提供システム」で取得できます。受付時間は8:30~22:00です。電話の場合は0120-553-104に連絡します。受付時間は9:00~17:00です。
転用承諾番号を取得する際に、契約者本人であることを確認するために、契約者名義や利用場所の住所、連絡先電話番号などの情報が必要になります。また、現在契約中のオプションサービスについても確認されますので、事前に契約内容を把握しておくとスムーズです。
転用承諾番号を取得したら、次はドコモ光への申し込み手続きを行います。申し込みは、ドコモショップ、ドコモオンラインショップ、電話、プロバイダ窓口など、様々な方法から選ぶことができます。申し込みの際には、取得した転用承諾番号と、契約者情報(名前、住所、電話番号など)が必要です。また、ドコモ光で利用するプロバイダも選択します。
申し込み時には契約事務手数料3,300円(税込)が必要となります。また、プロバイダによっては別途手数料がかかる場合もあるので確認しておきましょう。
申し込み手続きが完了すると、「ドコモ光開通のご案内」など必要な書類が郵送されてきます。これには、契約内容や利用開始日、ログインID・パスワードなどの重要情報が記載されているので、大切に保管しておきましょう。
利用開始日になったら、送られてきた資料を参考にインターネット接続の設定を行います。多くの場合、使用中の機器はそのまま継続して使用できますが、プロバイダが変わる場合は接続設定の変更が必要になることがあります。
なお、転用承諾番号の有効期限は発行から15日間です。この期間内にドコモ光への申し込み手続きを完了させる必要があるため、余裕を持って手続きを進めることが大切です。
ドコモ光のプロバイダ選びと割引への影響

ドコモ光に乗り換える際、プロバイダの選択は非常に重要なポイントとなります。ドコモ光では複数のプロバイダから選ぶことができ、選んだプロバイダによってサービス内容や特典が異なります。ここでは、プロバイダ選びのポイントと、それが割引にどのような影響を与えるかについて解説します。
ドコモ光で選べるプロバイダは、「ドコモ光 1ギガ」では23社、「ドコモ光 10ギガ」では11社ほどあります。主なプロバイダとしては、以下が挙げられます。
- GMOとくとくBB
- OCN
- plala
- @nifty
- BIGLOBE
- So-net
プロバイダ選びで考慮すべき主なポイントは、まず通信速度や安定性です。プロバイダによって混雑時の速度に差が出ることがあります。また、IPv6接続(IPoE方式)に対応しているかどうかも重要なポイントです。IPv6は通信速度が安定しやすく、セキュリティ面でも優れているため、快適なインターネット環境を構築したい方にはおすすめです。
次に、キャンペーンや特典内容も大きな差があります。例えば、GMOとくとくBBでは高額のキャッシュバックや無料でWi-Fiルーターのレンタルが受けられるなど、プロバイダ独自の特典が用意されていることがあります。一方、プロバイダによっては月額料金の割引やdポイントの還元などの特典を提供しているところもあります。
さらに、サポート体制も考慮すべきポイントです。電話対応の時間帯やチャットサポートの有無、問い合わせのしやすさなどは、トラブル発生時に大きな差となります。
しかし、ドコモ光セット割に関しては、どのプロバイダを選んでも割引額に違いはありません。ドコモ光セット割はドコモが提供するサービスであり、プロバイダの選択に関わらず適用されます。ドコモのスマホ料金が割引になる金額は、契約しているスマホのプランによって決まるもので、プロバイダの選択には影響されないのです。
ただし、プロバイダによっては独自のオプションサービスや割引を提供していることがあります。例えば、セキュリティソフトの無料提供や、動画配信サービスとのセット割引などです。これらのサービスを活用することで、トータルコストをさらに抑えられる可能性があります。
また、フレッツ光から転用する場合、現在利用しているプロバイダのサービス(メールアドレスなど)を継続して使いたい場合は、同じプロバイダをドコモ光でも選ぶことで、スムーズに移行できることが多いです。反対に、プロバイダを変更すると、これまで使っていたメールアドレスが使えなくなる場合がありますので注意が必要です。
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ドコモ光セット割が適用されない主な原因と対策

ドコモ光とドコモのスマホを契約しているのに、なぜかドコモ光セット割が適用されないというケースがあります。
最も多い原因は、ドコモ光とドコモのスマホの契約者名義が異なっている場合です。ドコモ光セット割を適用するためには、「ペア回線」の条件を満たす必要があります。つまり、ドコモ光の契約者とドコモのスマホの契約者が同一である必要があるのです。例えば、家族の中の一人がドコモ光を契約し、別の家族がドコモのスマホを契約している場合は、ペア回線の条件を満たさないため、セット割が適用されません。
この場合の対策としては、ドコモ光とドコモのスマホの契約者名義を同じにすることが挙げられます。具体的には、スマホの名義変更やドコモ光の名義変更を行うことで解決できます。ただし、名義変更には本人確認書類など一定の手続きが必要です。
次に多いのが、支払い口座が異なっている場合です。ドコモ光セット割を適用するためには、ドコモ光の料金とドコモのスマホ料金を同じ口座で支払う必要があります。別々の口座で支払っている場合は、セット割が適用されない可能性があります。
この対策としては、支払い口座を統一することが必要です。ドコモショップやドコモのサポートセンターで手続きすることができます。口座変更の際には、口座の情報(銀行名、口座番号、口座名義)が必要となります。
また、ドコモのスマホが対象外のプランである場合もセット割が適用されません。例えば、一部のデータプランや旧プランではセット割の対象外となっています。特に、ガラケー(フィーチャーフォン)のプランではドコモ光セット割は適用されず、代わりに「ドコモ光期間限定割引」が適用されます。また、ギガライトプランでデータ使用量が1GB未満の場合も割引の対象外となります。
この場合は、対象となるプランに変更することで解決できます。現在のプランが対象外の場合は、ドコモショップや公式サイトでプラン変更の手続きを行いましょう。ただし、プラン変更により月額料金が変わることもあるため、総合的に検討することが大切です。
ドコモ光ミニを契約している場合も、通常のドコモ光セット割より割引額が少なくなります。例えば、ギガホプランの場合、通常のドコモ光セット割では1,100円(税込)の割引ですが、ドコモ光ミニでは550円(税込)の割引となります。より大きな割引を受けたい場合は、ドコモ光ミニから通常のドコモ光プランに変更することを検討しましょう。
さらに、ファミリー割引のグループ設定が正しく行われていない場合もセット割が適用されないことがあります。ドコモ光の契約者と家族のスマホが同じファミリー割引グループに入っていない場合、家族のスマホにはセット割が適用されません。
この対策としては、ドコモショップなどでファミリー割引のグループ設定を確認・修正してもらうことが必要です。グループ設定の際には、家族であることを証明する書類(戸籍謄本など)が必要となる場合があります。
ドコモ光セット割がなくなった場合の理由と対処法

ドコモ光セット割を利用していたのに、ある日突然割引がなくなってしまったというケースが時々あります。このようなケースには主に考えられる理由がいくつかあり、それぞれに対処法があります。
まず考えられるのは、ドコモのスマホを解約したり、他社に乗り換えたりした場合です。ドコモ光セット割はドコモ光とドコモのスマホをセットで契約していることが前提条件です。どちらかが解約された場合、当然ながらセット割は適用されなくなります。
この場合の対処法は単純で、再びドコモのスマホを契約するか、家族の誰かがドコモのスマホを契約し、その人を新たなペア回線の契約者とすることで解決します。ただし、新規契約となるため、契約事務手数料などが発生することに注意が必要です。
次に考えられるのは、ドコモのスマホのプランを変更し、変更後のプランがドコモ光セット割の対象外となった場合です。例えば、ギガライトプランでデータ使用量が1GB未満になった月は割引の対象外となります。また、一部の旧プランやガラケー向けプランも対象外となっている場合があります。
この場合は、プランを対象となるものに変更するか、データ使用量を増やす(ギガライトの場合)ことで解決できます。プラン変更はMy docomoやドコモショップで手続き可能です。ただし、プラン変更により月額料金が変わる可能性もあるため、総合的に検討することをおすすめします。
また、支払い方法や支払い口座を変更したことで割引がなくなることもあります。ドコモ光セット割を適用するためには、ドコモ光の料金とドコモのスマホ料金を同じ口座で支払う必要があります。別々の口座に変更してしまうと、セット割が適用されなくなる可能性があります。
この場合は、再び支払い口座を統一することで解決できます。ドコモショップやドコモのサポートセンターで手続き可能です。手続きの際には口座情報が必要となります。
さらに、契約者の名義変更を行った場合も割引がなくなることがあります。例えば、ドコモ光の契約者を家族の別の人に変更したり、スマホの契約者を変更したりした場合、ペア回線の条件を満たさなくなり、セット割が適用されなくなります。
この場合の対処法としては、再び同一名義に戻すか、新たなペア回線を設定することが考えられます。名義変更には本人確認書類などが必要となるため、ドコモショップでの手続きとなります。
また、ドコモ光を一時的に停止(休止)した場合も、その期間中はセット割が適用されません。例えば、引っ越しなどで一時的にドコモ光を使わない期間があった場合などです。
この場合は、ドコモ光の利用を再開することで、自動的にセット割も再適用されるはずです。もし再開後も適用されない場合は、ドコモに問い合わせてみましょう。
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ドコモ光の料金プラン別の割引シミュレーション

ドコモ光セット割による割引額は、契約しているスマホのプランによって大きく異なります。ここでは、様々な料金プランにおける割引額をシミュレーションし、どのプランが最もお得になるのかを検証します。
まずは、新料金プラン(ギガホ・ギガライト)の場合です。ギガホプランでは、データ使用量に関わらず一律1,100円(税込)の割引が適用されます。一方、ギガライトプランでは、データ使用量によって割引額が変動します。5GB以上使用すると1,100円(税込)、1GB以上5GB未満の場合は550円(税込)、1GB未満の場合は割引が適用されません。5Gギガホ・5Gギガライトも同様の割引設定です。
具体的に、単身世帯で新料金プランを利用している場合のシミュレーションを見てみましょう。
ギガホプラン利用時
- 通常のスマホ料金:7,315円(税込)
- ドコモ光セット割適用後:6,215円(税込)
- 年間の節約額:13,200円
ギガライト(7GB利用)プラン利用時
- 通常のスマホ料金:5,665円(税込)
- ドコモ光セット割適用後:4,565円(税込)
- 年間の節約額:13,200円
ギガライト(3GB利用)プラン利用時
- 通常のスマホ料金:4,565円(税込)
- ドコモ光セット割適用後:4,015円(税込)
- 年間の節約額:6,600円
次に、旧料金プランのシェアパックを利用している家族世帯の場合です。シェアパックでは回線ごとではなく、1契約あたりの割引となります。
ウルトラシェアパック50(4人家族)利用時
- 通常のスマホ料金:21,780円(税込)
- ドコモ光セット割適用後:18,590円(税込)
- 年間の節約額:38,280円
ベーシックシェアパック(~15GB)(4人家族)利用時
- 通常のスマホ料金:17,380円(税込)
- ドコモ光セット割適用後:15,400円(税込)
- 年間の節約額:23,760円
また、長期契約ユーザーの場合は「ずっとドコモ割」も併用できます。例えば、ドコモを15年以上利用している場合、ウルトラシェアパック30では1,200円の追加割引が適用されます。
ドコモを15年以上利用している場合のウルトラシェアパック30
- 通常のスマホ料金:19,580円(税込)
- ドコモ光セット割適用後:16,830円(税込)
- ずっとドコモ割適用後:15,630円(税込)
- 年間の節約額:47,400円
さらに、パケットパックを利用している単身世帯の場合も見てみましょう。
ウルトラデータLLパック利用時
- 通常のスマホ料金:9,790円(税込)
- ドコモ光セット割適用後:8,030円(税込)
- 年間の節約額:21,120円
ウルトラデータLパック利用時
- 通常のスマホ料金:7,700円(税込)
- ドコモ光セット割適用後:6,160円(税込)
- 年間の節約額:18,480円
一方、ドコモ光ミニを契約している場合は、割引額が少なくなります。例えば、ギガホプランの場合、通常のドコモ光セット割では1,100円(税込)の割引ですが、ドコモ光ミニでは550円(税込)の割引となります。
ドコモ光ミニ + ギガホプラン利用時
- 通常のスマホ料金:7,315円(税込)
- ドコモ光ミニセット割適用後:6,765円(税込)
- 年間の節約額:6,600円
最後に、ガラケー(フィーチャーフォン)のプランについても確認しておきましょう。ガラケーのプランではドコモ光セット割は適用されず、代わりに「ドコモ光期間限定割引」が適用されます。この割引は月額550円(税込)ですが、適用期間は最大1年間に限られています。
ケータイパック利用時
- 通常のスマホ料金:4,950円(税込)
- ドコモ光期間限定割引適用後:4,400円(税込)
- 年間の節約額:6,600円(ただし1年間のみ)
これらのシミュレーションから、いくつかの傾向が見えてきます。一般的には、データ容量が多いプランほど割引額も大きくなる傾向があります。また、家族でシェアパックを利用している場合は、1契約あたりの割引額が大きいため、より大きな節約効果が期待できます。
さらに、ドコモを長期間利用している場合は「ずっとドコモ割」も併用できるため、より多くの割引を受けられます。特に家族で長期間ドコモを利用している場合は、年間で数万円の節約が可能です。
このように、ドコモ光セット割による節約効果は、契約プランや家族構成、利用年数などによって大きく異なります。自分の状況に最適なプランを選ぶことで、最大限の節約効果を得ることができるでしょう。
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ドコモ光解約時の違約金と注意事項

ドコモ光を契約する際には通常2年間の定期契約を結ぶことになりますが、中途解約する場合には違約金が発生する可能性があります。ここでは、ドコモ光を解約する際の違約金や注意すべきポイントについて解説します。
まず、ドコモ光の違約金についてです。ドコモ光は2年間の定期契約となっており、契約期間内に解約すると違約金が発生します。戸建てタイプの場合は14,300円(税込)、マンションタイプの場合は8,800円(税込)の違約金がかかります。ただし、契約更新月(契約満了月、翌月、翌々月の3ヶ月間)に解約する場合は、違約金は発生しません。
例えば、2023年4月にドコモ光を契約した場合、最初の契約更新月は2025年4月、5月、6月の3ヶ月間となります。この期間に解約すれば違約金なしで解約できますが、それ以外の時期に解約すると上記の違約金が発生します。
次に、解約手続きの方法です。ドコモ光の解約は、以下の窓口で手続きできます。
- ドコモインフォメーションセンター(電話)
- ドコモの携帯電話から:151(無料)
- 一般電話などから:0120-800-000(無料)
- 受付時間:9:00~20:00(年中無休)
- ドコモショップ
- 店舗によって営業時間が異なるため、事前に確認が必要です。
- 混雑を避けるため、来店予約をすることをおすすめします。
解約手続きの際には、契約者本人であることを確認するために、契約者の氏名、住所、電話番号、契約IDなどの情報が必要となります。また、ドコモショップでの手続きの場合は、契約者本人の身分証明書も必要です。
解約時には、いくつかの注意事項があります。
まず、ドコモ光を解約すると、ドコモ光セット割も自動的に終了します。つまり、スマホの料金割引も終了するため、月々のスマホ料金が増加することになります。
フレッツ光とドコモのスマホ割引|乗り換えで割引を最大化する方法まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- フレッツ光とドコモスマホの単純な組み合わせでは割引は受けられない
- ドコモ光への乗り換えで最大1,100円/月のスマホ料金割引が適用可能
- ドコモ光セット割は同一名義のペア回線が基本条件となる
- 家族全員のスマホにも割引適用が可能で最大20回線まで対象となる
- ドコモ光はフレッツ光より基本料金とプロバイダ料金の総額が安い場合が多い
- フレッツ光からドコモ光への乗り換えは「転用」という簡単な手続きで可能
- 転用には「転用承諾番号」の取得が必要で有効期限は15日間
- ドコモ光のプロバイダ選びは特典やサポート体制を考慮して決定すべき
- ドコモ光セット割の割引額はプロバイダ選択に左右されない
- ドコモ光契約時は2年定期契約が基本で中途解約すると違約金が発生する
- ギガライトプランは使用データ量で割引額が変わり5GB以上で最大の割引
- シェアパックを家族で利用する場合は月額3,000円以上の割引も可能
- ドコモの長期利用者は「ずっとドコモ割」も併用可能でさらにお得
- ドコモ光セット割が適用されない主な原因は名義や支払い口座の不一致
- ドコモ光解約時は契約更新月以外だと8,800円〜14,300円の違約金がかかる
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