
J:COMモバイルは、ケーブルテレビやインターネット回線で知られるJ:COMが提供している格安SIMサービス。au回線を利用しているため通信品質が安定しているイメージがある一方で、「料金が高い」「店舗が少ない」といったデメリットも耳にします。
本記事では、J:COMモバイルの料金プランやキャンペーン情報、新機種の取り扱い状況、電波が良いのか悪いのかなど、あなたが知りたい情報を徹底解説します。J:COMモバイルの評判や口コミ、つながらないなどの心配がないのかなどについてもまとめています。
乗り換えを検討している方、すでに利用中でトラブルを抱えている方、どちらにも参考になる内容をお届けします。
この記事のポイント
- J:COMモバイルの料金プランとデータ盛特典の仕組み
- J:COMモバイルの通信速度や電波状況の実態
- J:COMモバイルの主なメリットとデメリット
- J:COMモバイルが向いている人と向いていない人の特徴
最安月額550円で10GB使える!
J:COMモバイルの評判から分かるメリットと基本情報

ここでは、料金プランや通信速度、口コミ、キャンペーン情報など多角的な視点からJ:COMモバイルの実態に迫っていきます。特に注目すべきは「データ盛」という独自サービスで、J:COMの他サービス(テレビや光回線など)を利用している方には大きなメリットがあります。格安SIMとしてのポテンシャルと実際の使い勝手について、詳しく見ていきましょう。
- J:COMモバイルの料金プランとデータ盛の仕組み
- J:COMモバイルの口コミは?良い評判・悪い評判の調査まとめ
- J:COMモバイルの回線はどこ?実際の通信速度も解説
- J:COMモバイルで乗り換えるとお得なキャンペーン情報
- J:COMモバイルの店舗サポートと契約方法
- J:COMモバイルで購入できる新機種と対応端末
J:COMモバイルの料金プランとデータ盛の仕組み

J:COMモバイルの料金プランは、データ容量によって4つのプランが用意されています。シンプルな構成なので、自分の使い方に合わせて選びやすいのが特徴です。特筆すべきは「データ盛」というJ:COMならではの特典でしょう。これは、J:COMの他サービス(テレビ・ネット・固定電話・でんき)のいずれかを契約していると、月額料金はそのままにデータ容量が増量される仕組みです。
データ容量 | 通常料金(税込) | データ盛適用時の容量 | 速度制限後の速度 |
---|---|---|---|
1GB | 1,078円 | 5GB | 最大200kbps |
5GB | 1,628円 | 10GB | 最大200kbps |
10GB | 2,178円 | 20GB | 最大1Mbps |
20GB | 2,728円 | 30GB | 最大1Mbps |
特に注目したいのは、データ繰り越しの仕組みです。余ったデータ容量は翌月に自動で繰り越されるため、使い切れなかった分が無駄になりません。例えば5GBプランを契約していて2GBしか使わなかった場合、翌月は5GB+3GBの合計8GBが利用可能になります。繰り越されたデータは翌月末まで有効なので、データ使用量が月によって変動する方でも安心して利用できるでしょう。
料金面では、22歳以下とその家族を対象とした「最強ヤング割」や、60歳以上とその家族を対象とした「シニア60割」も見逃せません。これらの割引を利用すると、5GB以上のプランが6カ月間大幅割引になります。例えば5GBプランなら月額550円(税込)という破格の料金で利用可能です。
通話かけ放題が必要な場合は、別途オプションに加入すればOKです。
J:COMモバイルの通話オプション
- かけ放題(5分/回):月額550円(税込)
- かけ放題(60分/回):月額1,650円(税込)
- 通常の通話料金:22円(税込)/30秒
J:COMモバイルの口コミは?良い評判・悪い評判の調査まとめ

J:COMモバイルを実際に利用している方々の生の声を集めてみました。口コミを調査すると、良い評判と悪い評判がどちらも見られますが、J:COMの他サービスを利用しているかどうかで満足度に差があるようです。まずは良い評判から見ていきましょう。
J:COMモバイルの良い評判
- 「通信速度が安定していて不自由を感じない」(50代男性)
- 「安いうえに速度の低下がない」(50代男性)
- 「価格もリーズナブルで、携帯の接続にも不自由を感じない」(70代男性)
- 「通話品質も問題ない」(40代男性)
- 「データ盛りは格安だと思う。紹介した友人にも喜んでもらえた」(60代男性)
- 「セットでお得感がある」(70代男性)
特に多かったのは、通信速度と安定性に関する好評価です。また、「J:COMの他サービスと合わせて契約するとお得」という声も多く、総合的なコストパフォーマンスの良さを評価する意見が目立ちました。特に家族で利用している方からの満足度は高いようです。
J:COMモバイルの悪い評判
- 「携帯電話の電波が途切れやすい」(60代男性)
- 「電波が入らないところに時々遭遇する」(40代男性)
- 「たまに通信障害や接続しづらい時がある」(30代男性)
- 「携帯の使用ポイントがまったく付かない」(60代男性)
- 「店舗が少なく、電話もなかなかつながらない」(60代男性)
- 「端末の種類が少なすぎて使いたいものがない」(50代女性)
一方で、電波状況に関する不満や、サポート体制への不満も見られました。また、取り扱い端末の少なさを指摘する声も複数ありました。通信速度に関しては「混雑時間帯や場所によって変動する」という意見ありましたが、これは格安SIMに共通する特性なので仕方がない部分と言えます。
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J:COMモバイルの回線はどこ?実際の通信速度も解説

J:COMモバイルはau回線を利用したMVNO(仮想移動体通信事業者)です。J:COM株式会社はKDDIのグループ企業であるため、auの回線を借りてサービスを提供しています。au回線は全国各地に基地局を持っており、地方でも比較的電波が繋がりやすいと言われています。私の経験からも、都市部から地方まで比較的安定した通信が可能な印象です。
通信速度については、実測データを見ると意外と速いという結果が出ています。「みんなのネット回線速度」の調査によると、J:COMモバイルの平均下り速度は約80Mbps。これは格安SIMの中でも上位の部類で、30〜50Mbps程度が多い他社格安SIMと比較してもかなり速い部類に入ります。
時間帯 | 平均下り速度 | 平均上り速度 |
---|---|---|
朝(7-9時) | 約57Mbps | 約12Mbps |
昼(12-13時) | 約72Mbps | 約17Mbps |
夕方(17-19時) | 約126Mbps | 約30Mbps |
夜(20-23時) | 約113Mbps | 約11Mbps |
深夜(0-6時) | 約66Mbps | 約13Mbps |
ただし、MVNOの特性上、昼休みなどの回線混雑時には速度低下が見られる場合があります。特に人が多く集まる場所や時間帯では、通信速度が落ちやすい傾向にあります。しかし、多くの格安SIMは混雑時に速度が大きく低下する中、J:COMモバイルは比較的安定しており、昼の時間帯でも70Mbps以上を維持していることが特徴です。
10GB・20GBプランの速度制限後の特徴
- 1GB・5GBプラン:最大200kbpsに制限
- 10GB・20GBプラン:最大1Mbpsに制限
大容量プランの魅力は、データ容量を使い切っても1Mbpsという比較的速い速度で通信できる点です。他社の多くは200kbps程度に制限されるため、J:COMモバイルの約5倍の速度を維持できることになります。1MbpsあればSNSの閲覧や標準画質での動画視聴も可能なので、データを使い切った後でも快適に利用できるでしょう。
J:COMモバイルで乗り換えるとお得なキャンペーン・割引情報

J:COMモバイルでは、新規契約者や他社からの乗り換え(MNP)を検討している方向けに、様々なお得なキャンペーンが実施されています。特に注目すべきは年齢層に応じた割引キャンペーンでしょう。若年層と高齢層それぞれにメリットのある割引が用意されています。
J:COMモバイルの主なキャンペーン
- Web申込限定:契約事務手数料無料(通常3,300円)
- 最強ヤング割:22歳以下とその家族の月額料金が6カ月間割引
- シニア60割:60歳以上とその家族の月額料金が6カ月間割引
- かけ放題(5分/回):3カ月間無料(シニア60割対象者)
- えんかくサポート:最大3カ月間無料(シニア60割対象者)
- 迷惑電話・メッセージブロック:3カ月間無料(シニア60割対象者)
「最強ヤング割」と「シニア60割」は共に、対象となるプラン(5GB、10GB、20GB)の月額料金から6カ月間1,078円(税込)の割引を受けられます。5GBプランなら月額550円、10GBプランでも月額1,100円と破格の料金で利用できるのが魅力です。
「最強ヤング割」or「シニア60割」適用時の月額料金
プラン | 通常料金(税込) | 割引適用時の料金(税込) | データ盛適用時の容量 |
---|---|---|---|
5GB | 1,628円 | 550円(6カ月間) | 10GB |
10GB | 2,178円 | 1,100円(6カ月間) | 20GB |
20GB | 2,728円 | 1,650円(6カ月間) | 30GB |
さらに、シニア60割の対象となる60歳以上の方は、かけ放題(5分/回)オプションが3カ月間無料になるなど、追加のオプション特典も用意されています。初期設定に不安がある方には、「えんかくサポート」も3カ月間無料で利用可能。スマホの扱いに不慣れなシニア層にも優しい配慮が感じられます。
また、J:COMモバイルはMNPワンストップに対応しているため、複雑なMNP予約番号の取得手続きが不要です。現在の事業者がMNPワンストップに対応していれば、J:COMモバイルへの申し込み時に現在利用中の電話番号と契約情報を入力するだけで、スムーズに乗り換えることができます。
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J:COMモバイルの店舗サポートと契約方法

J:COMモバイルの大きな特徴の一つが、格安SIMとしては珍しく全国に実店舗(J:COMショップ)を持っている点です。2025年時点で全国に48店舗を展開しており、対面でのサポートを受けられることが利用者から高く評価されています。特にスマホの設定に不安を感じる方や、初めて格安SIMを利用する方にとっては心強いサポート体制と言えるでしょう。
J:COMショップがある主な都道府県
- 北海道
- 宮城県
- 茨城県
- 埼玉県
- 東京都
- 千葉県
- 神奈川県
- 大阪府
- 兵庫県
- 福岡県
- 和歌山県
- 熊本県
ただし、店舗数は他のキャリアに比べると多くはないので、お住まいの地域によっては近くに店舗がない可能性もあります。その場合は、電話サポートやオンラインでの申し込みを利用することになります。Webから申し込むと契約事務手数料(3,300円)が無料になるメリットもあるので、店舗が近くにある場合も、Webからの申し込みがおすすめです。
J:COMモバイルの契約方法は、大きく分けて「店舗での契約」と「Webからの申し込み」の2種類があります。店舗では、スタッフに相談しながら契約内容を決められる安心感がありますが、事務手数料が発生します。一方、Webからの申し込みは事務手数料が無料になる上、自宅にいながら24時間いつでも申し込みができる利便性があります。
契約方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
店舗での契約 | ・スタッフに相談しながら契約できる ・初期設定のサポートを受けられる ・すぐにSIMカードを受け取れる | ・契約事務手数料3,300円が必要 ・店舗の営業時間内に行く必要がある |
Webからの申し込み | ・契約事務手数料が無料 ・24時間いつでも申し込み可能 ・自宅にいながら手続き完了 | ・SIMカードの到着を待つ必要がある ・不明点は電話やチャットで問い合わせ |
また、J:COMモバイルでは申し込み時に必要な書類として、本人確認書類とクレジットカードが必須となります。MNPで乗り換える場合は、現在の事業者がMNPワンストップに対応していない場合、MNP予約番号も必要です。スムーズに契約するためにも、事前に必要書類をチェックしておきましょう。
J:COMモバイルで購入できる新機種と対応端末

J:COMモバイルの気になるポイントの一つが、取り扱い端末の種類と対応機種です。結論から言うと、J:COMモバイルで購入できる端末の種類はかなり限られているのが現状です。
取り扱い端末数 | J:COMモバイル | UQモバイル | ワイモバイル |
---|---|---|---|
iPhone | 1種類 | 4種類以上 | 3種類以上 |
Android | 5種類程度 | 10種類以上 | 24種類以上 |
ただし、J:COMモバイルの魅力的な点として、他社では販売終了となった機種が入手できる場合があることが挙げられます。例えば、auでは販売終了となったAQUOS sense8が、J:COMモバイルではまだ購入可能といったケースがあります。
もちろん、手持ちのスマホをそのまま利用する場合は問題ありません。J:COMモバイルで販売している端末に限らず、SIMフリーのスマホや、SIMロック解除済みの端末であれば利用可能です。J:COMモバイルの公式サイトでは「動作確認端末チェッカー」が提供されているので、手持ちの端末や購入予定の端末が使えるかどうか、事前に確認することができます。
J:COMモバイルで使用できるスマホの条件
- SIMフリー端末
- SIMロック解除済みのau端末
- SIMロック解除済みのドコモ・ソフトバンク端末(一部機種)
- J:COMモバイルの動作確認済み端末
なお、eSIMにも対応しているため、対応端末であればSIMカードなしで利用することも可能です。eSIMを利用すれば、物理的なSIMカードの到着を待つ必要がなく、最短即日で開通できるメリットがあります。iPhoneの最新機種やGoogle Pixelなど、eSIM対応端末が増えていますので、eSIMでの契約も検討してみると良いでしょう。
また、J:COMモバイルにはeSIM専用プラン「J:COM MOBILE Aプラン SU」もあります。こちらは契約事務手数料が不要なので、初期費用を抑えられるメリットがあります。ただし、「データ盛」の適用にはJ:COMパーソナルIDと契約者IDが同じである必要があるなど、いくつか条件がありますので注意が必要です。
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J:COMモバイルの評判からわかるデメリットとよくある質問

どんなサービスにもメリットとデメリットがあるものです。J:COMモバイルのデメリットの部分を知ることは、後悔のない選択をするために不可欠です。
ここでは、実際のユーザーから寄せられた不満の声や発生しやすいトラブル、よくある疑問点に焦点を当てていきます。電波状況の弱点からサポート体制の課題まで、契約前に知っておきたい注意点を徹底解説します。また、よくある質問への回答も用意しているので、疑問解消の参考にしてください。
- J:COMモバイルのデメリットと契約前に知っておくべきこと
- J:COMモバイルで電波が悪いと感じる状況と対処法
- J:COMモバイルがつながらない時の原因と解決策
- J:COMモバイルはどんな人におすすめ?向いている人・向いていない人
- J:COMモバイルとほかの格安SIMとの比較
- J:COMモバイルに関するよくある質問とトラブル解決方法
J:COMモバイルのデメリットと契約前に知っておくべきこと

J:COMモバイルには魅力的な特典がある一方で、契約前に知っておくべきいくつかのデメリットも存在します。まず挙げられるのが、J:COMの他サービスを利用していない場合の料金面での不利です。データ増量特典「データ盛」が適用されない状態では、他社の格安SIMと比較して月額料金が高めになってしまいます。特に5GB以上のプランを検討している方にとっては、このデメリットは大きいでしょう。
デメリット | 詳細説明 |
---|---|
料金が高め | J:COMサービス未契約の場合、他社格安SIMよりも月額料金が高い |
取扱端末が少ない | iPhone1種類、Android5種類程度と選択肢が限られている |
店舗数が少ない | 全国48店舗程度で、ない地域も多い |
支払方法の制限 | クレジットカード以外の支払い方法が選べない |
通信速度の変動 | 時間帯や場所によって通信速度が大きく変動する場合がある |
LINEの年齢認証不可 | 他の多くの格安SIMと同様、LINEの年齢認証ができない |
先程もお話した通り、スマホ端末のラインナップがかなり限られているため、最新機種や特定の機種を使いたい方には不向きです。UQモバイルやワイモバイルと比較すると、選択肢の少なさは一目瞭然。最新のiPhoneシリーズやAndroidフラッグシップモデルを探している方には物足りないでしょう。
支払い方法に関する制約も見逃せません。新規でJ:COMモバイルに申し込む場合、支払い方法はクレジットカードに限定されています。口座振替は、すでにJ:COMの他サービスを契約している方のみ選択可能です。クレジットカードを持っていない方や使いたくない方にとってはネックとなるでしょう。
契約前にチェックしておきたいポイント
- お住まいの地域にJ:COMショップがあるか確認する
- 使いたい端末がJ:COMモバイルで利用可能か事前に確認する
- J:COMの他サービスを利用していない場合は、他社との料金比較を行う
- クレジットカード決済が可能か確認する
- LINEのID検索などの機能を重視する場合は注意が必要
さらに、J:COMモバイルではポイント還元システムがない点も気になります。多くの格安SIMでは利用額に応じてポイントが貯まりますが、J:COMモバイルにはそのようなサービスがありません。長期利用者向けの特典やサービスが少ないため、継続利用のメリットが他社よりも少ないと感じる方もいるかもしれませんね。
J:COMモバイルで電波が悪いと感じる状況と対処法

J:COMモバイルを利用していて「電波が悪い」と感じることがあるのは事実です。実際の口コミでも「電波が途切れやすい」「繋がりにくい場所がある」といった声が見られます。まずは、どのような状況で電波が悪くなりやすいのかを理解しておきましょう。MVNOである性質上、回線の混雑状況や利用環境によって電波状況が左右されることは避けられません。
電波が悪くなりやすい状況
- 昼休みなど回線が混雑する時間帯(12時〜13時頃)
- 多くの人が集まるイベント会場や繁華街
- 地下や建物の奥など電波が届きにくい場所
- 山間部や郊外などau回線の電波が弱いエリア
- 高層ビルが多い都市部の一部エリア
- 電車やバスでの移動中(特にトンネル内)
J:COMモバイルはau回線を使用しているため、auの電波が弱いエリアでは必然的に電波状況も悪くなります。私が東京の郊外に住んでいた頃、建物の中や地下鉄では時々電波が弱くなることがありました。これはJ:COMモバイル特有の問題というよりも、MVNOや利用する回線の特性によるものだと理解しています。
電波が悪い時の対処法 | 効果 | 手順 |
---|---|---|
端末の再起動 | 高 | スマホの電源を完全にオフにして再起動する |
機内モードのオン/オフ | 中 | 機内モードをオンにして数秒後にオフに戻す |
モバイルデータ通信のオン/オフ | 中 | 設定からモバイルデータ通信をオフにして再度オンにする |
APN設定の確認 | 高 | 設定アプリからAPN設定が正しいか確認する |
ネットワーク設定のリセット | 高 | 設定アプリからネットワーク設定をリセットする |
Wi-Fiに接続 | 高 | 可能な場所ではWi-Fiを利用する |
電波状況が悪い時には、いくつかの対処法を試してみることをおすすめします。最も簡単なのは端末の再起動です。これだけで多くの場合、電波状況が改善されます。また、「ギガぞうWi-Fi」を活用するのも有効な方法です。J:COMモバイルでは無料で利用できるこのサービスを使えば、外出先でのWi-Fi接続が可能になり、モバイルデータ通信に頼る必要がなくなります。
どうしても電波状況が改善されない場合は、APN設定を見直してみましょう。設定が誤っていると、正常に通信できないことがあります。J:COMモバイルのサポートセンターに問い合わせれば、正確なAPN設定を案内してもらえます。それでも解決しない場合は、端末の問題や利用エリアの問題も考えられるため、サポートセンターに相談するのが良いでしょう。
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J:COMモバイルがつながらない時の原因と解決策

「つながらない」というトラブルは、単なる電波状況の悪さとは区別して考える必要があります。J:COMモバイルで「まったくつながらない」状態になった場合、いくつかの原因が考えられます。まずは自分の端末やSIMカードに問題がないか、また設定に誤りがないかを確認しましょう。ほとんどの「つながらない」トラブルは、適切な対処で解決できます。
つながらない主な原因
- SIMカードの挿入不良や破損
- 端末の不具合やOSのバグ
- APN設定の誤り
- データ通信量の上限到達
- 支払い遅延などによる一時的な利用停止
- 回線障害や通信障害
- SIMロック解除が必要な端末
私が以前経験したのは、SIMカードの挿入不良によるトラブルでした。スマホを落としてしまい、その衝撃でSIMカードが少しズレてしまったようです。再度正しく挿入し直したところ、問題なく通信できるようになりました。意外と多いのがこのような物理的な原因です。SIMカードの接触不良は、端末の再起動だけでは解決しないことがありますので、注意が必要です。
問題 | 解決策 | 詳細手順 |
---|---|---|
SIMカードの挿入不良 | SIMカードを入れ直す | 電源OFF→SIMカードを取り出し→再挿入→電源ON |
APN設定の誤り | 正しいAPN設定に変更 | 設定→モバイルネットワーク→アクセスポイント名→J:COM APN設定を確認 |
データ容量の上限到達 | データチャージまたは翌月を待つ | MY J:COMアプリからデータ追加購入も可能 |
端末の不具合 | 端末の初期化または修理 | データのバックアップを取ってから初期化を行う |
回線障害・通信障害 | 公式情報を確認して復旧を待つ | J:COM公式サイトやTwitterで障害情報を確認 |
支払い関連の問題 | 料金の支払い | サポートセンターに連絡して状況を確認 |
データ容量の上限に達していることが原因で通信できなくなるケースも多いです。J:COMモバイルでは、データ容量を使い切ると速度制限がかかります。5GBのプランでは200kbpsという低速通信になるため、「つながらない」と感じるほど通信が遅くなることも。MY J:COMアプリから現在のデータ使用量を確認し、必要に応じて追加チャージを行いましょう。
また、思わぬところで見落としがちなのが、スマホのアップデートによる影響です。OSのアップデート後に通信ができなくなるケースがあります。この場合は、APN設定を再度確認し、必要に応じて設定し直すことで解決することが多いです。それでも解決しない場合は、ネットワーク設定のリセットを試してみることをおすすめします。ただし、保存されているWi-Fi情報なども消えてしまうので、注意が必要です。
J:COMモバイルはどんな人におすすめ?向いている人・向いていない人

J:COMモバイルは、すべての人に最適というわけではありません。利用者のライフスタイルや優先したい条件によって、メリットを最大限に活かせるかどうかが変わってきます。ここでは、J:COMモバイルが特におすすめな人と、あまり向いていない人の特徴をまとめました。自分がどちらのタイプに近いか考えてみると、選択の参考になるでしょう。
J:COMモバイルが向いている人
- J:COMのテレビ・ネット・電話・電気などのサービスを利用している人
- 22歳以下または60歳以上の方とその家族
- データ使用量が月に5〜10GB程度の人
- 店舗での対面サポートを重視する人
- スマホの初期設定や操作に不安がある人
- au回線のエリアカバー率の高さを評価する人
- フリーWi-Fiスポットを頻繁に利用したい人
私の母は60代で、スマホの操作に不慣れなこともあり、J:COMモバイルに乗り換えました。シニア60割が適用されるため料金が安くなるうえ、「えんかくサポート」が無料で利用できる点が決め手になったようです。実際、操作方法が分からなくなった時に電話一本でサポートが受けられるので、とても重宝しているとのこと。高齢者の方やスマホ操作に不安がある方には、こうしたサポートの充実は大きなメリットになります。
J:COMモバイルが向いていない人
- J:COMの他サービスを利用していない人
- 通信速度を最優先する人
- 最新機種や特定の機種を使いたい人
- 月に20GB以上の大容量データを使う人
- クレジットカードを持っていない・使いたくない人
- ポイント還元や長期利用特典を重視する人
- LINEのID検索などの機能を頻繁に使いたい人
ユーザータイプ | J:COMモバイルの適合度 | おすすめの理由または非推奨の理由 |
---|---|---|
J:COMの他サービス利用者 | ◎ 非常に適している | データ盛で容量増量、料金そのまま |
60歳以上またはその家族 | ◎ 非常に適している | シニア60割で6カ月間大幅割引、充実したサポート |
22歳以下またはその家族 | ◎ 非常に適している | 最強ヤング割で6カ月間大幅割引 |
データ使用量が少ない人 | ○ 適している | 1GBでも5GBが使える(データ盛適用時) |
大容量データユーザー | △ あまり適していない | 20GB以上のプランは他社の方が安い場合も |
通信速度重視のユーザー | △ あまり適していない | 混雑時の速度低下が見られることも |
最新機種希望のユーザー | × 適していない | 取扱機種が少なく、選択肢が限られる |
また、データ使用量によっても向き不向きがあります。データ盛りが適用されると、1GBプランでも5GBまで使えるため、少〜中容量のデータ利用者には非常にコスパが良いでしょう。一方で、月に20GB以上使うヘビーユーザーには、UQモバイルやワイモバイル、楽天モバイルなどの方がお得なプランが見つかる可能性があります。
結論としては、J:COMの他サービスを利用していて、22歳以下または60歳以上の方とその家族の場合、J:COMモバイルは非常にお得です。他社と比較しても破格の料金で利用できるうえ、充実したサポートも受けられます。しかし、そうでない場合は、自分の使い方に合った他の格安SIMも検討した方が良いでしょう。
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J:COMモバイルとほかの格安SIMとの比較

J:COMモバイルの真価を知るには、他の格安SIMと比較してみることが大切です。ここでは、格安SIM市場で人気の高いいくつかのサービスとJ:COMモバイルを比較してみましょう。料金プラン、通信速度、サポート体制など、様々な角度から検証します。自分の優先事項に合ったサービスを選ぶための参考にしてください。
項目 | J:COMモバイル | 楽天モバイル | UQモバイル | mineo |
---|---|---|---|---|
回線 | au回線 | 楽天回線 (一部auローミング) | au回線 | au/ドコモ/ソフトバンク回線 |
月額料金 (3GB程度) | 1,628円 (5GBプラン) | 1,078円 (3GB未満) | 2,365円 (4GBプラン) | 1,518円 (5GBプラン) |
月額料金 (10GB程度) | 2,178円 | 2,178円 (20GB未満) | 3,465円 (15GBプラン) | 1,958円 |
通信速度 (平均) | 約80Mbps | 約150Mbps | 約87Mbps | 約51Mbps |
店舗数 | 全国48店舗 | 全国約1,200店舗 | 全国約279店舗 | 全国約116店舗 |
特徴 | データ盛 年齢別割引 | Rakuten Link で国内通話無料 | キャリア品質 自社端末が豊富 | フリータンク 選べる3回線 |
通信速度を比較すると、楽天モバイルが最も速く、次いでUQモバイル、J:COMモバイルという順になります。J:COMモバイルの平均速度約80Mbpsは、格安SIMとしては上位に入る速さです。ただし、MVNOの特性上、混雑時間帯には速度低下が見られることも覚えておきましょう。速度を最優先するなら、MNOである楽天モバイルやUQモバイルの方が安定しているかもしれません。
料金面では、J:COMの他サービスを利用していない場合、純粋な月額料金だけで比較すると他社の方が安いケースも多いです。特に10GB以上のプランでは、mineoの方が安く利用できます。ただし、J:COMの他サービスを利用していて「データ盛」が適用されると、コストパフォーマンスは大きく向上します。また、22歳以下や60歳以上とその家族は、割引キャンペーンで最初の6か月間は破格の料金で利用できる点も魅力です。
サポート体制では、J:COMモバイルは店舗数こそ少ないものの、専用店舗でのサポートが受けられる点が強みです。mineoのようにオンラインがメインのサービスと比べると、対面でのサポートを重視する方には安心感があるでしょう。また、60歳以上の方向けの「えんかくサポート」無料特典なども、他社にはない独自サービスです。
各サービスの独自特典比較
- J:COMモバイル:データ盛(データ容量増量)、ギガぞうWi-Fi無料
- 楽天モバイル:Rakuten Linkアプリで国内通話無料、楽天ポイント還元
- UQモバイル:自宅セット割(au回線の固定通信とのセット割)
- mineo:パケットシェア、フリータンク、選べる3回線
総合的に見ると、J:COMの他サービスを利用している方にとっては、J:COMモバイルは非常に魅力的な選択肢です。しかし、そうでない場合は、自分の利用スタイルに合わせて他社サービスも検討してみる価値があるでしょう。通話をよく使う方は楽天モバイル、速度と安定性を重視する方はUQモバイル、柔軟なデータ管理を求める方はmineoといった具合に、自分の優先順位に合わせて選ぶことをおすすめします。
J:COMモバイルに関するよくある質問とトラブル解決方法

J:COMモバイルの利用を検討している方や、すでに使っている方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。契約前の疑問から利用中のトラブル対処法まで、幅広く解説します。自分の疑問や困りごとが解決できると良いですね。
契約・手続きに関する質問
Q: MNP(電話番号ポータビリティ)での乗り換えは可能ですか?
A: 可能です。J:COMモバイルはMNPワンストップに対応しているため、現在の事業者がこのサービスに対応していれば、予約番号なしでJ:COMモバイルへの申し込み時に乗り換え手続きができます。対応していない場合は、MNP予約番号を取得する必要があります。
Q: 契約にはどんな書類が必要ですか?
A: 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)とクレジットカードが必要です。また、J:COMパーソナルIDも作成する必要があります。
Q: 解約時に違約金はかかりますか?
A: J:COMモバイルは契約期間の縛りがないため、解約金はかかりません。日割り計算で利用料金が請求されます。
解約手続きに関しては、私も少し不安だったのですが、意外とスムーズでした。違約金なしで解約できる点は安心感があります。ただし、端末を分割払いで購入している場合は、残債の支払いは継続されるので注意が必要です。
料金・プランに関する質問
Q: データ盛はどうすれば適用されますか?
A: J:COMのテレビ、ネット、固定電話、電気サービスのいずれかを契約していれば自動的に適用されます。申し込み手続きは不要です。データ盛の適用は開通の翌月10日頃を目安に行われます。
Q: プランの変更はいつでもできますか?
A: 月単位でプランの変更が可能です。翌月からの適用となり、MY J:COMアプリやWebから手続きできます。ただし、プラン変更には事務手数料がかかる場合があります。
Q: データ容量を使い切った場合はどうなりますか?
A: 1GB・5GBプランは最大200kbps、10GB・20GBプランは最大1Mbpsの速度に制限されます。MY J:COMアプリから追加データを購入することも可能です(500MBで220円、1GBで330円)。
データ容量の追加購入は、私も時々利用します。月末にデータが足りなくなった時、追加チャージできるのは本当に助かります。特に10GB・20GBプランなら速度制限後も1Mbpsで利用できるので、追加購入しなくても基本的なWeb閲覧や音楽ストリーミングには困りません。これは他社の格安SIMと比べても優れている点だと思います。
技術的な問題とトラブル解決
Q: SIMカードをなくしてしまいました。どうすればいいですか?
A: すぐにJ:COMモバイルサポートセンターに連絡し、SIMカードの利用停止を依頼してください。再発行には手数料3,300円(税込)がかかります。
Q: テザリングは利用できますか?追加料金はかかりますか?
A: テザリングは無料で利用可能です。設定方法はスマートフォンの機種によって異なりますので、取扱説明書を確認するか、サポートセンターにお問い合わせください。
Q: LINEの年齢認証はできますか?
A: J:COMモバイルではLINEの年齢認証はできません。これは多くの格安SIMに共通する制約です。J:COMモバイルに乗り換える前に、LINEの年齢認証を済ませておくことをおすすめします。
技術的なトラブルが発生した時は、J:COMモバイルのサポートセンターに連絡するのが一番確実です。電話サポートは365日利用可能で、専門のオペレーターが対応してくれます。また、60歳以上の方がシニア60割を利用している場合は、「えんかくサポート」が無料で利用できるので、操作に不安がある方も安心です。
お問い合わせ先 | 連絡先 | 受付時間 |
---|---|---|
J:COMモバイルサポートセンター | 0120-999-000 | 9:00〜18:00(年中無休) |
えんかくサポート | 0120-999-000 | 9:00〜21:00(年中無休) |
J:COMショップ | 公式サイトで検索 | 店舗により異なる |
LINE問い合わせ | J:COM公式LINE | 24時間(AI対応) |
また、初期設定に関する質問も多いようです。J:COMモバイルでは、SIMカードを受け取った後の開通手続きが必要です。手順はSIMカードに同封される案内に記載されていますが、設定がうまくいかない場合は躊躇せずにサポートセンターに連絡しましょう。端末によっては、APN設定などの初期設定が必要な場合もあります。
最後に、J:COMモバイルでよくある質問として「eSIMは利用できますか?」というものがあります。J:COMモバイルはeSIMに対応しており、「J:COM MOBILE Aプラン SU」として提供しています。物理的なSIMカードが不要で、最短即日開通が可能という利点があります。ただし、すべての端末がeSIMに対応しているわけではないので、事前に確認が必要です。
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J:COMモバイルの評判は良い?悪い?口コミとメリット・デメリットを解説 まとめ
本記事のポイントをまとめます。
- J:COMモバイルはau回線を利用したKDDIグループの格安SIM
- 月額料金は1GB・1,078円から、5GB・1,628円、10GB・2,178円、20GB・2,728円
- J:COMの他サービス利用で「データ盛」が適用され、データ容量が大幅増量
- 22歳以下向け「最強ヤング割」と60歳以上向け「シニア60割」で6カ月間大幅割引
- 余ったデータ容量は翌月に自動で繰り越され翌月末まで有効
- 通信速度は平均80Mbps程度で格安SIMとしては上位の部類
- 10GB・20GBプランは速度制限後も最大1Mbpsで利用可能
- 全国48店舗のショップで対面サポートが受けられる
- 取扱端末数はiPhone1種類、Android5種類と選択肢が限られている
- 支払い方法は新規契約の場合クレジットカードのみ
- 契約期間の縛りがなく解約金は不要
- J:COMサービス未契約の場合は他社格安SIMの方が安い場合も多い
- フリーWi-Fi「ギガぞう」が無料で利用できる
- LINEの年齢認証には非対応
- eSIMにも対応しており最短即日で開通可能
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