
格安SIMを検討する際、LINEMOとワイモバイル(Y!mobile)はどちらもソフトバンク回線を利用しているため選択肢として挙がることが多いでしょう。通信速度も安定していますが、実際にLINEMOとワイモバイルの速度を比較すると微妙な違いがあります。料金プランや通話オプション、サポート体制など、各社で特徴も異なります。
結論から言うと、家族割や光セット割などの割引がなくても安く使用できるLINEMOがおすすめです。
この記事では、LINEMOとワイモバイルの比較を多角的に行い、あなたに合ったサービスの選び方を解説します。
この記事のポイント
- LINEMOとワイモバイルの料金プランとデータ容量の違い
- 両社の通信速度と品質の実測値比較
- 通話オプションやサポート体制の違いとおすすめユーザー
- 乗り換え方法とベストなタイミング、キャンペーン情報
LINEMOとYmobileを比較して知っておきたい基本情報と料金プラン

LINEMOとワイモバイルはどちらもソフトバンクが提供するサブブランドですが、サービス内容やターゲットユーザーに大きな違いがあります。料金プラン、データ容量、通信速度、通話オプションなど多角的な視点から比較することで、自分に合ったサービスを選ぶことができます。
両サービスともソフトバンクの回線を利用しているため、通信品質は安定していますが、店舗サポートの有無や家族割引の適用など、日常的に使う上で重要な違いがあります。ここでは、両社の特徴を詳しく解説していきます。
- LINEMOとワイモバイルのサービス概要とその違い
- LINEMOとワイモバイルの料金プランを徹底比較
- LINEMOとワイモバイルのデータ容量はどう違うか詳しく解説
- ワイモバイルとLINEMOの速度を比較:実測値でわかる通信品質の違い
- LINEMOとワイモバイルの通話オプション・サービスを比較
LINEMOとワイモバイルのサービス概要とその違い

LINEMOとワイモバイルはどちらもソフトバンクが展開するサブブランドですが、そのサービス内容には明確な違いがあります。まず大きな特徴として、LINEMOはオンライン専用のブランドであるのに対し、ワイモバイルは全国に約4,000店舗(取扱店含む)を展開しています。そのため、対面でのサポートを求める方はワイモバイルが適しているといえるでしょう。
LINEMOの最大の特徴は「LINEギガフリー」と呼ばれるサービスです。これはLINEアプリでのトークや音声通話、ビデオ通話、画像や動画の送受信などのデータ通信量がカウントされないという非常にお得な特典です。LINEをヘビーに使用する方にとって、このメリットは大きいでしょう。
一方、ワイモバイルは家族割引や「おうち割 光セット(A)」といった割引サービスが充実しています。家族で利用する場合、2回線目以降は最大1,100円(税込)の割引を受けられ、ソフトバンク光などのインターネットサービスとセットで利用すれば、さらに料金を抑えることが可能です。
サポート面では、LINEMOはチャットとLINEでのサポートのみとなっています。これに対してワイモバイルは、店舗での対面サポートのほか、電話やチャットなど多様な窓口でのサポートが受けられます。また、高齢者向けにスマホの操作方法などをサポートする「ワイドサポート」(月額550円・税込)というサービスも提供しています。
端末の販売についても違いがあります。LINEMOでは端末の販売を行っていないため、自分でSIMフリー端末を用意する必要があります。一方、ワイモバイルではiPhoneや各種Androidスマホを購入可能で、ソフトバンク認定中古品なども取り扱っています。
キャリアメールについても、LINEMOでは提供されておらず、ワイモバイルでは「@ymobile.ne.jp」や「@yahoo.ne.jp」のアドレスが利用できます。公共サービスの利用や重要な連絡手段としてキャリアメールを重視する方は、ワイモバイルを選ぶことをおすすめします。
データの繰り越しについても異なります。LINEMOでは余ったデータ容量の翌月への繰り越しはできませんが、ワイモバイルなら翌月まで繰り越しができるため、月によってデータ使用量が変動する方にはワイモバイルが便利でしょう。
LINEMOとワイモバイルの料金プランを徹底比較

LINEMOとワイモバイルの料金プランは、基本使用料とデータ容量のバランスで大きく異なります。比較すると以下のようになります。
【基本料金プラン比較表】
キャリア | プラン名 | データ容量 | 月額料金(税込) |
---|---|---|---|
LINEMO | LINEMOベストプラン | 〜3GB | 990円 |
LINEMO | LINEMOベストプラン | 3GB超〜10GB | 2,090円 |
LINEMO | LINEMOベストプランV | 30GB | 2,970円 |
ワイモバイル | シンプル2 S | 4GB | 2,365円 |
ワイモバイル | シンプル2 M | 30GB | 4,015円 |
ワイモバイル | シンプル2 L | 35GB | 5,115円 |
【ワイモバイルの割引適用前と適用後の料金】
プラン名 | 基本料金(税込) | おうち割+PayPayカード割適用後(税込) |
---|---|---|
シンプル2 S | 2,365円 | 1,078円 |
シンプル2 M | 4,015円 | 2,178円 |
シンプル2 L | 5,115円 | 3,278円 |
【主な割引サービス比較】
割引サービス | LINEMO | ワイモバイル |
---|---|---|
家族割引 | なし | あり(最大1,100円/2回線目以降) |
おうち割 光セット | なし | あり(最大1,650円) |
PayPayカード割 | なし | あり(187円) |
ワイモバ親子割(5〜18歳) | なし | あり(1,100円/13ヶ月間) |
【手数料比較】
手数料の種類 | LINEMO | ワイモバイル |
---|---|---|
新規契約手数料(オンライン) | 0円 | 0円 |
新規契約手数料(店舗) | 店舗なし | 3,850円 |
MNP転出手数料 | 0円 | 0円 |
ポイント
- LINEMO:シンプルな料金体系で、割引なしでも安い基本料金が魅力
- ワイモバイル:基本料金は高めだが、各種割引を適用すると大幅に安くなる可能性あり
- 選び方:家族でまとめて契約する予定や光回線とのセット利用を考えている場合はワイモバイル、単独での利用ならLINEMOが費用面で有利
料金プランを選ぶ際は、単純な月額料金だけでなく、適用できる割引や手数料なども含めた総合的なコストを比較することが大切です。
LINEMOとワイモバイルのデータ容量はどう違う?詳しく解説

基本データ容量比較
キャリア | プラン名 | データ容量 | 特徴 |
---|---|---|---|
LINEMO | LINEMOベストプラン | 3GB〜10GB | LINEギガフリー対応 (LINEアプリの利用でデータ消費なし) |
LINEMOベストプランV | 30GB | ||
ワイモバイル | シンプル2 S | 4GB | データ繰り越し可能 (翌月末まで) |
シンプル2 M | 30GB | ||
シンプル2 L | 35GB |
データ増量オプション(ワイモバイル)
ワイモバイルでは「データ増量オプション」(月額550円・税込)で以下のようにデータ容量を増やせます。
プラン名 | 基本データ容量 | 増量後のデータ容量 | 増量分 |
---|---|---|---|
シンプル2 S | 4GB | 5GB | +1GB |
シンプル2 M | 30GB | 35GB | +5GB |
シンプル2 L | 35GB | 40GB | +5GB |
お得情報:「データ増量無料キャンペーン3」実施中で、初回加入者は6ヶ月間オプション料無料!
速度制限比較
キャリア | プラン名 | 速度制限段階 | 通信速度 |
---|---|---|---|
LINEMO | LINEMOベストプラン | 10GB超〜15GB | 300kbps |
15GB超 | 128kbps | ||
LINEMOベストプランV | 30GB超〜45GB | 1Mbps | |
45GB超 | 128kbps | ||
ワイモバイル | シンプル2 S | 4GB超 | 300kbps |
シンプル2 M/L | 基本容量超過 | 1Mbps | |
さらに契約プランの半分超過 | 128kbps |
データ追加購入比較
キャリア | 追加料金 | 追加データ量 | コスパ |
---|---|---|---|
LINEMO | 550円(税込) | 1GB | ◎ |
ワイモバイル | 550円(税込) | 0.5GB | △ |
その他の特徴比較
機能 | LINEMO | ワイモバイル |
---|---|---|
データ繰り越し | ❌ なし | ✅ あり(翌月末まで) |
LINEギガフリー | ✅ あり | ❌ なし |
5G対応 | ✅ あり (高速大容量5Gは限定エリアのみ) | ✅ あり (高速大容量5Gは限定エリアのみ) |
おすすめユーザー
LINEMOがおすすめな人
- LINEをよく使用する方
- シンプルな料金体系を望む方
- データ追加購入の可能性がある方
ワイモバイルがおすすめな人
- データ使用量の変動が大きい方
- 大容量データを求める方
- 余ったデータを無駄にしたくない方
データ容量の選び方は利用パターンに合わせることが重要です。LINEの利用頻度、データ使用量の変動、追加購入の可能性などを考慮して選びましょう。
ワイモバイルとLINEMOの速度を比較:実測値でわかる通信品質の違い

ワイモバイルとLINEMOはどちらもソフトバンクの回線を使用していますが、実測値で比較すると通信速度に若干の違いがあります。以下で2025年の最新データを基に詳しく解説します。
基本通信速度比較
比較項目 | LINEMO | ワイモバイル | 優位性 |
---|---|---|---|
平均ダウンロード速度 | 125.61Mbps | 124.99Mbps | LINEMO(わずかに) |
平均アップロード速度 | 21.08Mbps | 19.44Mbps | LINEMO(わずかに) |
人口カバー率 | 99% | 99% | 同等 |
回線品質 | ソフトバンク回線(直接利用) | ソフトバンク回線(直接利用) | 同等 |
数値上はLINEMOがわずかに優れていますが、実用上は両者ともに非常に高速で、日常的な使用においてはほとんど違いを感じることはないでしょう。
速度制限比較
キャリア | プラン | 制限段階 | 制限後速度 |
---|---|---|---|
LINEMO | LINEMOベストプラン | 10GB超〜15GB | 300kbps |
15GB超 | 128kbps | ||
LINEMOベストプランV | 30GB超〜45GB | 1Mbps | |
45GB超 | 128kbps | ||
ワイモバイル | シンプル2 S | 4GB超 | 300kbps |
シンプル2 M/L | 30GB/35GB超 | 1Mbps | |
さらに契約容量の半分超過 | 128kbps |
各速度での利用可能サービス
以下は、一般的にどのくらいの通信速度があれば、各コンテンツを快適に楽しめるのかをまとめた表です。
速度 | Webサイト閲覧 | SNS利用 | 標準画質動画 | 高画質動画 |
---|---|---|---|---|
通常速度 (100Mbps以上) | ◎ 快適 | ◎ 快適 | ◎ 快適 | ◎ 快適 |
1Mbps | ○ ほぼ問題なし | ○ ほぼ問題なし | ○ 視聴可能 | △ バッファリング発生 |
300kbps | ○ テキスト中心なら可 | △ 画像読込に時間 | △ 頻繁にバッファリング | × 視聴困難 |
128kbps | △ 表示に時間 | × 実用的でない | × 視聴困難 | × 視聴困難 |
時間帯別の速度変化
両社とも多くのMVNO系格安SIMと違い、ソフトバンクの回線を間借りするのではなく直接利用しているため、混雑時でも大手キャリアと変わらず安定した速度を維持しています。
5G対応状況
5G種別 | LINEMO | ワイモバイル | 備考 |
---|---|---|---|
5G(NSA方式) | ✅ 対応 | ✅ 対応 | 全国主要エリアで利用可能 |
高速大容量5G (新周波数) | ⚠️ 限定エリアのみ | ⚠️ 限定エリアのみ | 都市部の一部エリアのみ対応 |
総合評価
評価項目 | LINEMO | ワイモバイル |
---|---|---|
通常時の速度 | ★★★★★ | ★★★★★ |
混雑時の安定性 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
速度制限時の使いやすさ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
5G対応状況 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
通信速度を重視する場合、わずかな差ではありますがLINEMOが優位ですが、実用上は両社ともに十分な速度を提供していると言えるでしょう。日常的なSNS利用やWebブラウジング、動画視聴においては、どちらを選んでも快適に利用できます。
LINEMOとワイモバイルの通話オプション・その他サービスを比較

LINEMOとワイモバイルでは、通話に関するオプションやサービス内容が異なります。両社の基本通話料金は同じく30秒22円(税込)ですが、定額通話オプションには価格差があります。
通話オプション基本比較
キャリア | オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
---|---|---|---|
LINEMO | 通話準定額 | 550円 | 5分以内の国内通話が無料 |
通話定額 | 1,650円 | 国内通話が時間無制限でかけ放題 | |
ワイモバイル | だれとでも定額+ | 880円 | 10分以内の国内通話が無料 |
スーパーだれとでも定額+ | 1,980円 | 国内通話が時間無制限でかけ放題 |
プラン別の通話オプション特典
キャリア | プラン | 無料で含まれるオプション | 割引価格のオプション |
---|---|---|---|
LINEMO | LINEMOベストプランV | 通話準定額 | 通話定額:1,100円/月 |
ワイモバイル | シンプル2 L | だれとでも定額+ | スーパーだれとでも定額+:1,100円/月 |
年齢別の特典
キャリア | 対象年齢 | 特典内容 |
---|---|---|
LINEMO | なし | 年齢による割引なし |
ワイモバイル | 60歳以上 | 「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」 スーパーだれとでも定額+が880円/月で利用可能 (1,100円割引) |
通話時間別のおすすめ比較
通話パターン | おすすめキャリア | おすすめオプション | 月額料金(税込) |
---|---|---|---|
5分以内の短時間通話が多い | LINEMO | 通話準定額 | 550円 |
5〜10分の通話が多い | ワイモバイル | だれとでも定額+ | 880円 |
長時間通話が多い | LINEMO | 通話定額 | 1,650円 |
長時間通話が多い(60歳以上) | ワイモバイル | スーパーだれとでも定額+ (60歳以上割引適用) | 880円 |
付加サービス比較
サービス | LINEMO | ワイモバイル |
---|---|---|
留守番電話 | 「留守電パック」 月額220円(税込) | 通話オプション加入で無料 |
着信転送 | 「留守電パック」に含まれる | 無料 |
着信お知らせ | 「留守電パック」に含まれる | 通話オプション加入で無料 |
割込通話 | 提供なし | 通話オプション加入で無料 |
グループ通話 | 提供なし | 通話オプション加入で無料 |
一定額ストップサービス | 提供なし | 通話オプション加入で無料 |
対象外通話
どちらのサービスも以下の通話は定額オプションの対象外となります。
- 国際電話
- 国際ローミング
- ナビダイヤル(0570から始まる番号)
- テレドーム(0180から始まる番号)
- 一部の特定の電話番号
こんな人におすすめ
LINEMOがおすすめな人
- 通話時間が短い(5分以内)人
- シンプルに通話オプションだけを安く利用したい人
- 通話頻度が少ない人
- 留守電など最低限の付加サービスで十分な人
ワイモバイルがおすすめな人
- 通話時間が5〜10分の人
- 通話関連の付加サービスを多く利用したい人
- 60歳以上で通話を頻繁に利用する人
- 割込通話やグループ通話などの機能が必要な人
自分の通話パターン(通話時間や頻度)や必要な付加サービスを考慮して、最適なプランを選ぶことが大切です。
LINEMOとYmobileを比較した上での選び方とキャンペーン情報

LINEMOとワイモバイルはどちらもソフトバンクが提供するサブブランドですが、それぞれに特徴があります。両サービスの選び方を考える上で重要なのは、自分の利用スタイルや重視するポイントを明確にすることです。
乗り換えをスムーズに行うためには、手順や最適なタイミングを知っておくことも大切です。また、両サービスではお得なキャンペーンも随時実施されており、これらを活用することで初期費用を抑えたり、特典を受けたりすることが可能です。それぞれのサービスの特性を踏まえたうえで、自分に合ったサービスを選びましょう。
ここでは、LINEMOやワイモバイルを契約する際の注意点やキャンペーン情報など、様々な情報について解説します。
- LINEMOとワイモバイル間の乗り換え手順と注意すべきポイント
- ワイモバイルからLINEMOへ乗り換えるベストなタイミングと手数料について
- LINEMOで実施中のキャンペーン情報と最新特典を紹介
- LINEMOとヤフーショッピングの特典連携でより便利にお得に利用する方法
- LINEMOとワイモバイルのおすすめユーザー別活用術を解説
LINEMOとワイモバイル間の乗り換え手順と注意すべきポイント

LINEMOとワイモバイル間の乗り換えは、一般的なMNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは異なり、「番号移行」という手続きになります。これはどちらもソフトバンクのサブブランドであるため、特別な手続き方法が用意されているのです。
まず、LINEMOからワイモバイルへの乗り換えの場合、MNP予約番号を取得する必要はありません。ワイモバイルのオンラインストアまたは店舗で「ソフトバンク・LINEMO・LINEモバイルからののりかえ」を選択し、必要事項を入力するだけで手続きが可能です。
一方、ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えの場合も、MNP予約番号は不要です。LINEMOはオンライン専用のため、LINEMOの公式サイトから申し込みを行います。「ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからののりかえ」を選択し、必要事項を入力して手続きを進めます。
乗り換え時の注意点として、SIMロック解除の確認が必要です。ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えで端末をそのまま使用する場合、SIMロック解除が必要となります。LINEMOのSIMカードを利用する場合は、事前にMy Y!mobileからSIMロック解除の手続きを行いましょう。ただし、LINEMOのeSIMを利用する場合は、乗り換え時に自動的にSIMロック解除の手続きが行われるため、事前の手続きは不要です。
また、乗り換え時の契約解除料や手数料については、2022年以降は両社とも原則無料となっています。ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えの場合、契約解除料、のりかえ手数料(番号移行手数料)、LINEMOでの新規契約事務手数料はすべて無料です。
端末の分割払いが残っている場合は、乗り換え後も引き続き支払いが必要です。乗り換えによって残りの支払いが一括請求されることはなく、これまで通りの分割払いを継続できます。
乗り換え前に利用していたオプションサービスは、乗り換え後は自動的に解約されるため注意が必要です。必要なオプションは乗り換え先で改めて申し込む必要があります。
最後に、乗り換え前に契約情報や利用状況を確認しておくことをおすすめします。My Y!mobileやMy Menu(LINEMO)で、現在の契約状況や利用料金、オプションなどを確認し、乗り換え後に困らないように準備しておきましょう。
ワイモバイルからLINEMOへ乗り換えるベストなタイミングと手数料について

ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えを検討する際、最適なタイミングと発生する手数料について理解しておくことが重要です。
まず手数料に関しては、ワイモバイルからLINEMOへの乗り換え(番号移行)では、契約解除料、のりかえ手数料(番号移行手数料)、LINEMOでの新規契約事務手数料はすべて無料となっています。これは両社がソフトバンクのサブブランドであるため、特別に設定されている条件です。
では、乗り換えのベストなタイミングはいつでしょうか。一般的には、月末近くが最も効率的です。これは、多くの携帯電話会社では解約月の料金が日割り計算されず、満額請求されるためです。ワイモバイルも同様に、解約月の基本料金は日割りされません。そのため、月末ギリギリまでワイモバイルを利用し、その後LINEMOに乗り換えることで、無駄な支払いを避けることができます。
ただし、LINEMOの料金は利用開始日から日割り計算されるため、月の途中でも新たな料金は日割りで適切に計算されます。つまり、ワイモバイルの請求サイクルが終わる直前(月末)に乗り換えることで、最も効率的な支払いが可能となります。
また、キャンペーンの実施状況も乗り換えのタイミングを決める重要な要素です。LINEMOでは定期的にお得なキャンペーンを実施しており、PayPayポイントのプレゼントや基本料金の割引などの特典があります。そのため、魅力的なキャンペーンが実施されているタイミングで乗り換えることで、より大きな恩恵を受けられる可能性があります。
もう一つ考慮すべき点は、端末の分割払いの状況です。ワイモバイルで端末を購入し、分割払いが残っている場合でも、LINEMOへの乗り換え後も引き続き分割払いを継続できます。残り回数分の支払いが一括請求されることはないため、端末代金の残債があることを理由に乗り換えを躊躇する必要はありません。
注意点として、オプションサービスは乗り換えと同時に自動解約されるため、必要なオプションはLINEMOで改めて申し込む必要があります。特に「通話準定額」や「通話定額」などの通話オプションは、利用パターンに合わせて選び直すことをおすすめします。
最後に、ワイモバイルからLINEMOへの乗り換えはオンラインでの手続きとなるため、スマートフォンやパソコンの操作に不安がある場合は、事前に手順を確認しておくと安心です。乗り換え手続きは比較的シンプルですが、スムーズに行うためには準備が大切です。
LINEMOで実施中のキャンペーン情報と最新特典を紹介

LINEMOでは、新規契約や他社からの乗り換えを検討している方に向けて、魅力的なキャンペーンを定期的に実施しています。
まず注目すべきは「LINEMOベストプラン対象!PayPayポイントプレゼントキャンペーン」です。このキャンペーンでは、他社からの乗り換えや新規契約でLINEMOベストプランに加入すると、条件達成で最大14,000円相当のPayPayポイントがプレゼントされます。ただし、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えは対象外となっているため、他社からの乗り換えを検討している方におすすめです。
さらに大容量プラン向けには「LINEMOベストプランV 対象!PayPayポイントプレゼントキャンペーン」が実施されています。他社からの乗り換えまたは新規契約でLINEMOベストプランVに加入すると、条件達成で最大20,000円相当のPayPayポイントがプレゼントされます。データ使用量が多い方には非常に魅力的なキャンペーンと言えるでしょう。
また、通話をよく利用する方には「通話オプション割引キャンペーン2」がおすすめです。LINEMOへの新規契約または他社からの乗り換えで、「通話準定額」(月額550円・税込)が契約月から7ヶ月目まで無料で利用できます。また、「通話定額」(月額1,650円・税込)も契約月から7ヶ月目まで月額1,100円(税込)と550円割引で利用可能です。通話オプションの料金を節約したい方には嬉しい特典です。
友人や家族を紹介したい方には「誰でもLINEMO紹介キャンペーン」があります。紹介申込専用URLをお友達に送信し、紹介された方が申込・開通完了すると、最大12,000円相当のPayPayポイントがプレゼントされます。最大4回線まで紹介でき、1回線あたり3,000円相当のポイントが付与されます。
さらに、LINEMOを契約中の方が追加で契約する場合にも特典があります。「契約者向け!追加申込キャンペーン」では、LINEMOベストプランまたはLINEMOベストプランVを契約すると、PayPayポイント3,000円相当がプレゼントされます。
以前にLINEMOを利用していた方が再度契約する場合には「LINEMOおかえりだモンキャンペーン」があり、最大4,000円相当のPayPayポイントがプレゼントされます。
これらのキャンペーンはいずれも期間限定のものが多いため、申し込みを検討している方は公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。また、PayPayポイントは出金や譲渡はできませんが、PayPay公式ストアやPayPayカード公式ストアでも利用可能です。
LINEMOとヤフーショッピングの特典連携でより便利にお得に利用する方法

LINEMOとヤフーショッピングを連携させることで、さまざまな特典やお得な買い物を楽しむことができます。ここでは、その活用法について詳しく解説します。
まず知っておきたいのは、LINEMOとヤフーショッピングは同じソフトバンクグループのサービスであるため、連携させることでさまざまな相乗効果が得られるという点です。特に、PayPayポイントを軸にした連携が特徴的です。
LINEMOのキャンペーンで獲得したPayPayポイントは、ヤフーショッピングでの買い物に利用することができます。例えば、新規契約や他社からの乗り換えで得られる最大20,000円相当のPayPayポイントは、ヤフーショッピングでの買い物で1ポイント=1円として利用可能です。これにより、実質的な月額料金の負担を軽減することができます。
さらに、「ヤフー限定 LINEMO契約ZOZOポイント特典」というキャンペーンも実施されています。こちらは、LINEMOベストプランVへの新規契約または他社からの乗り換えで、最大13,000円相当のPayPayポイントが付与されるものです。LINEMOベストプランの場合は、最大3,000円相当のPayPayポイントが付与されます。
また、「春がおトク!キャリア決済でPayPayポイントプレゼント!」というキャンペーンも注目です。こちらは、ソフトバンクまとめて支払いによる決済で、金額に応じてPayPayポイントがもらえるというものです。LINEMOユーザーは「ソフトバンクまとめて支払い」を利用することができるため、ヤフーショッピングでの買い物をこの支払い方法で決済することで、追加のポイント還元を受けられます。
さらに、ヤフーショッピングには「5のつく日」(5日、15日、25日)に特別なポイント還元があります。指定の支払い方法で対象金額の一定割合がポイント還元されるため、これらの日に合わせて買い物をすることで、より多くのポイントを獲得することができます。
LINEMOユーザーがヤフーショッピングを活用する際のコツとしては、まず「LINEMOだれでも紹介特典」を利用することです。これは、紹介者のコードを利用して被紹介者がLINEMOに契約すると、紹介者に1,000円相当のPayPayポイントが付与されるというものです。友人や家族を紹介することで、ポイントを着実に貯めることができます。
また、ヤフーショッピングでは定期的にセールやキャンペーンが開催されるため、これらのタイミングに合わせて買い物をすることで、より大きな節約効果を得ることができます。特に「PayPayジャンボ」などの大型キャンペーン時には、高額のポイント還元を得られる可能性があります。
これらの特典やキャンペーンを最大限に活用するためには、PayPayアプリとYahoo! JAPAN IDのリンク設定を行うことが重要です。これにより、ポイントの管理や利用がスムーズになります。
LINEMOとワイモバイルのおすすめユーザー別活用術を解説

LINEMOとワイモバイルは、それぞれ異なる特徴を持っており、ユーザーのニーズや利用スタイルによって最適な選択肢が変わってきます。ここでは、様々なユーザー像に合わせた両サービスの活用術を解説します。
【データ使用量の少ないユーザー】
月に3GB程度しかデータを使用しない方には、LINEMOのLINEMOベストプランがおすすめです。月額990円(税込)で3GBまで利用可能で、格安SIMの中でもトップクラスのコストパフォーマンスを誇ります。さらに、LINEアプリの利用ではデータ消費がないため、LINEをメインのコミュニケーションツールとして使っている方はより効率よく利用できます。
【家族でまとめて契約したいユーザー】
家族全員でスマホを契約したい場合は、ワイモバイルの「家族割引サービス」が活用できます。2回線目以降は最大1,100円(税込)の割引が適用され、最大9回線まで登録可能です。例えば4人家族で全員がワイモバイルを使用すると、2人目以降の3人分で月々3,300円もの割引が受けられる計算です。一方、LINEMOには家族割がないため、家族での契約を検討している方にはワイモバイルが経済的です。
【インターネット回線とセットで利用したいユーザー】
すでにソフトバンク光やソフトバンクエアーを利用している方、または契約を検討している方には、ワイモバイルの「おうち割 光セット(A)」がおすすめです。シンプル2 Sなら月額1,100円(税込)、シンプル2 M/Lなら月額1,650円(税込)の割引が適用されます。インターネット回線とのセット割がないLINEMOと比較すると、条件次第では実質的な月額料金がワイモバイルの方が安くなる場合もあります。
【店舗でのサポートを重視するユーザー】
スマホの操作に不安がある方や、対面でのサポートを希望する方にはワイモバイルが適しています。全国に約4,000店舗(取扱店含む)があり、操作方法の説明や故障時の対応など、さまざまな場面でサポートを受けられます。特に高齢者の方や、スマホに詳しくない方には、この点は大きなメリットとなるでしょう。LINEMOはオンライン専用のため、チャットやLINEでのサポートに限られます。
【LINEをヘビーに使用するユーザー】
LINEのトークや通話、ビデオ通話を頻繁に利用する方には、LINEMOの「LINEギガフリー」が大きな魅力となります。これらの機能を使用してもデータ容量を消費しないため、限られたデータ容量を効率よく使用できます。LINEを日常的なコミュニケーションツールとして使用している若年層や、ビジネスでLINEを活用している方にぴったりです。
【通話をよく利用するユーザー】
通話を頻繁に利用する方は、それぞれの通話オプションを比較するとよいでしょう。短時間(5分以内)の通話が多い方はLINEMOの「通話準定額」(月額550円・税込)、5〜10分の通話が多い方はワイモバイルの「だれとでも定額+」(月額880円・税込)が適しています。また、60歳以上の方がワイモバイルを利用する場合、「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」を活用すると、通常1,980円(税込)の「スーパーだれとでも定額+」が月額880円(税込)で利用できるのでお得です。
以上のように、LINEMOとワイモバイルはそれぞれ異なる強みを持っています。自分の利用スタイルやニーズに合わせて、より適したサービスを選ぶことが重要です。単純な料金の安さだけでなく、割引の適用可能性やサポート体制など、総合的に判断することをおすすめします。
LINEMO vs Ymobile 完全比較ガイド|料金プランからサポートまで解説 まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- LINEMOとワイモバイルはどちらもソフトバンクの回線を使用しているため通信品質は安定している
- LINEMOの料金は3GBで990円、10GBで2,090円、30GBで2,970円と業界最安水準である
- ワイモバイルは単体では高いが家族割やおうち割で大幅に安くなる可能性がある
- LINEMOの特徴は「LINEギガフリー」でLINEアプリのデータ通信量がカウントされない
- ワイモバイルは余ったデータの翌月繰り越しが可能だがLINEMOは繰り越せない
- 通信速度は両社ともにほぼ同等で日常使用に十分な速度を維持している
- LINEMOはオンライン専用でサポートはチャットとLINEのみ対応である
- ワイモバイルは全国約4,000店舗で対面サポートを受けられる
- 通話料金は同じく30秒22円だがオプションはLINEMOの方が安価である
- LINEMOには5分かけ放題が550円、無制限かけ放題が1,650円で提供されている
- ワイモバイルには10分かけ放題が880円、無制限かけ放題が1,980円で提供されている
- ワイモバイルは60歳以上ならかけ放題が大幅割引で880円になる
- LINEMOでは端末販売をしていないため自分で端末を用意する必要がある
- ワイモバイルではiPhoneや一部のAndroid端末を購入可能である
- 乗り換えの最適なタイミングは月末で、両社間の乗り換えならMNP予約番号は不要である