
「ソフトバンク光の10Gプランって本当に速いの?」
「口コミで『遅い』という評判を見かけたけど、実際はどうなの?」
「契約を検討しているけど、高い料金を払う価値はあるのかな?」
このような疑問や不安をお持ちではありませんか?
ソフトバンク光は最大10Gbpsという魅力的な数字が掲げられていますが、実際の実測値はどうなのか、なぜ一部のユーザーからは「100Mbpsしか出ない」「途切れる」といった声が上がっているのか、気になるところです。しかし、こういったネガティブな声の多くが、適切な環境が整っていないことが原因となっています。
この記事では、ソフトバンク光10Gプランの真の実力と実測値の実態、遅いと感じる理由から、ホームゲートウェイの正しい選び方・設定方法、契約前に知っておくべき注意点まで、契約検討中の方が知りたい情報を徹底解説します。また、すでに契約している方向けに、「今日だけ異常に遅い」という突発的なトラブルへの対処法や、IPv6接続の効果、有線接続が途切れる問題の解決策なども詳しく紹介します。
契約を検討されている方が後悔しない選択ができるよう、そして現在利用中の方が快適なインターネット環境を手に入れられるよう、実用的な情報をお届けします。
この記事のポイント
- ソフトバンク光の実際の通信速度とユーザーの声
- ソフトバンク光10Gプランが遅い根本的な原因と具体的な改善方法
- 10Gプランの速度を最大限に活かすために必要な機器や環境設定
- 他社の10Gプランとの違いや代替サービスの選び方
ソフトバンク光の10Gは本当に遅いのか?実測値と口コミから徹底検証

「最大通信速度10Gbps」というソフトバンク光の10Gプラン。魅力的な数字ですが、実際の速度はどうなのか、本当に快適に使えるのかという疑問を持つ方は多いでしょう。口コミを見ると「満足」「思ったより遅い」と評価が分かれていますが、その違いはどこから生まれるのでしょうか。ここでは、ソフトバンク光10Gプランの実力について、さまざまな角度から検証していきます。
- ソフトバンク光の1Gプランと10Gプランの違いは?料金・速度などを比較
- ソフトバンク光の10Gの実測値はどれくらい?評判と実際の速度を解説
- ソフトバンク光が遅いと感じる主な理由と対応策
- ソフトバンク光の10Gのホームゲートウェイの性能と設定方法
- ソフトバンク光で100Mbpsしか出ない場合の原因と解決方法
- ソフトバンク光が遅いときにクレームを入れるべき?効果的な問い合わせ方法
ソフトバンク光の1Gプランと10Gプランの違いは?料金・速度などを比較

ソフトバンク光を検討する際に迷うのが、1Gプランと10Gプランのどちらを選ぶかです。両プランには速度だけでなく、料金体系や対応エリアなど様々な違いがあります。10Gプランは速度が速い反面、対応エリアが限定的で月額料金も高めという特徴があります。具体的にどのような違いがあるのか、表で比較してみましょう。
項目 | 1Gプラン | 10Gプラン |
---|---|---|
最大通信速度 | 1Gbps | 10Gbps |
月額料金(戸建て) | 5,720円 | 6,380円 |
月額料金(マンション) | 4,180円 | 6,380円 |
ホームゲートウェイ | 光BBユニット(513円/月) | ホームゲートウェイ(N)10ギガ(550円/月) |
初期工事費 | 26,400円(キャンペーンで実質無料) | 26,400円(キャンペーンで実質2,880円) |
提供エリア | ほぼ全国 | 一部地域のみ(関東・関西・東海などの都市部中心) |
IPv6対応 | 対応 | 非対応 |
10Gプランの料金は戸建て・マンション共通で6,380円(税込)ですが、これにホームゲートウェイのレンタル料550円(税込)が加算されるため、実質的な月額料金は6,930円(税込)となります。1Gプランと比較すると、戸建ては約1,210円、マンションでは約2,750円も高くなる計算です。ただし現在は「超高速!ソフトバンク光・10ギガ500円ではじめようキャンペーン」を実施中で、初めの6ヶ月間は月額500円(税込)で利用できます。
利用頻度や用途に合わせて選ぶことが大切です。動画視聴やSNS閲覧程度なら1Gプランで十分ですが、複数人で同時にオンラインゲームや動画配信をしたり、大容量ファイルの送受信が多い場合は10Gプランの恩恵を受けられるでしょう。また、10Gプランは対応エリアが限られているため、契約前に必ず提供エリア内かどうか確認することが重要です。
1Gプランと10Gプランの選び方ポイント
- オンラインゲームや動画配信をする → 10Gプラン
- 大容量ファイルの送受信が多い → 10Gプラン
- 家族全員が同時にネットを使う → 10Gプラン
- 通常の動画視聴やWeb閲覧がメイン → 1Gプラン
- 予算を抑えたい → 1Gプラン
- 都市部以外に住んでいる → 1Gプラン(10Gプラン非対応の可能性大)
ソフトバンク光の10Gの実測値はどれくらい?評判と実際の速度を解説

ソフトバンク光10Gプランの実測値は、契約者の環境や測定条件によって差がありますが、通常の1Gプランと比較して2〜3倍程度の速度が出ていることが多いです。公平な評価のため、インターネット回線速度測定に特化した「みんなのネット回線速度」のデータをもとに実際の速度を確認していきましょう。
「みんなのネット回線速度」は、多数のユーザーによる実測データを集計・公開している国内最大級の速度測定サイトです。匿名による自己申告ではなく、統一された測定方法で取得された59万件以上のデータを基にしているため、信頼性が高く、客観的な速度比較が可能です。また、測定環境の詳細も明記されており、透明性の高いデータとして業界でも広く参照されています。
測定データ | 下り速度 | 上り速度 | Ping値 |
---|---|---|---|
みんなのネット回線速度(ソフトバンク光全体平均) | 756.98Mbps | 656.38Mbps | 11.46ms |
「みんなのネット回線速度」のデータでは、ソフトバンク光全体の平均値(1Gプランと10Gプランを含む)として下り756.98Mbps、上り656.38Mbps、平均Ping値11.46msという数値が報告されています。1Gプランの一般的な実測値は下り約300Mbps程度とされていますので、この差から見ても、10Gプランユーザーの高速通信が全体平均を押し上げていることが推測できます。
ただし、「みんなのネット回線速度」で10Gプラン限定の統計データはまだ公開されていないため、実際の速度は個々の環境によって大きく異なる点に注意が必要です。最大10Gbpsという理論値に対して、実測値は環境依存であることを理解しておきましょう。
ユーザーの評判を見ると、満足している声としては「動画のアップロードが格段に速くなった」「オンラインゲームのラグが減った」「複数人で同時利用しても遅くならない」などがあります。一方で「思ったほど速くない」「1Gとあまり変わらない」という声も見られ、その評価は分かれています。
10Gプランユーザーの口コミ例
- 「下り速度800Mbps、上り速度1.5Gbpsで安定して使えてる。動画編集をしているが、アップロードの速さに満足」
- 「Wi-Fiでの実測値は600Mbps程度。1Gプランの時とあまり変わらず少し残念」
- 「有線接続で測定したら約2Gbps出ました。オンラインゲームの反応が良くなり満足しています」
- 「10Gプランにしたのに100Mbpsしか出ない…設定を見直したら機器が対応していませんでした」
速度を最大限に引き出すためには、パソコンやLANケーブル、ルーターなどすべての機器が10Gbpsに対応している必要があります。Wi-Fi接続の場合は、最新規格のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応機器を使用することで、より高速な通信が可能になります。機器が対応していないと、いくら10Gプランを契約しても速度の恩恵を受けられないため注意が必要です!
ソフトバンク光が遅いと感じる主な理由と対応策

ソフトバンク光の10Gプランを契約したのに「思ったより遅い」と感じる場合、いくつかの原因が考えられます。多くの場合、回線自体の問題ではなく、利用環境や機器の問題が関係していることが多いのです。主な原因と対応策を見ていきましょう。
遅くなる原因 | 対応策 |
---|---|
機器が10Gに対応していない | 10GBASE-T対応のLANポート・カテゴリ6A以上のLANケーブルを使用する |
Wi-Fi接続による速度制限 | 可能な限り有線接続を使用する・Wi-Fi 6対応機器に変更する |
建物の接続方式の問題 | 接続方式を確認する(VDSL方式やLAN方式では速度が出ない) |
混雑時間帯による速度低下 | 利用時間帯をずらす・深夜や早朝の空いている時間に利用する |
ルーターの設置場所が悪い | 電子レンジなどの電波干渉を起こす機器から離す・中央に設置する |
同時接続デバイスが多い | 使用していないデバイスの接続を切る・メッシュWi-Fiを導入する |
光回線は32分岐方式を採用しており、同じエリア内の最大32世帯で回線を共有しています。そのため、利用者が多い時間帯(夜間など)は混雑して速度が低下することがあります。この現象は10Gプランでも例外ではなく、「ベストエフォート型」のサービスとして避けられない特性です。
また、マンションなどの集合住宅では建物の接続方式も重要です。「光回線方式」であれば10Gbpsの高速通信が可能ですが、「VDSL方式」や「LAN方式」の場合は最大でも100Mbpsしか出ません。10Gプランを契約する前に、必ず建物の接続方式を確認することをおすすめします。
速度改善のための確認ポイント
- LANケーブルはカテゴリ6A以上を使用しているか
- パソコンのLANポートは10GBASE-Tに対応しているか
- ルーターやホームゲートウェイは10Gbps対応か
- Wi-Fi接続の場合、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応しているか
- 建物の接続方式は光回線方式か
- ルーターの設置場所は適切か(障害物が少なく、電波干渉が起きにくい場所)
これらのポイントを見直すことで、10Gプランの速度を最大限に引き出せる可能性が高まります。すべての機器が10Gbpsに対応していないと、どれか一つの機器がボトルネックとなり全体の速度が制限されてしまうことを覚えておきましょう。
ソフトバンク光の10Gのホームゲートウェイの性能と設定方法

ソフトバンク光10Gプランを利用する際に重要な役割を果たすのが「ホームゲートウェイ(N)10ギガ」です。このホームゲートウェイはソフトバンク光10Gプラン専用に設計されており、月額550円(税込)でレンタルできます。通常の光BBユニットとは異なり、10Gbpsの高速通信に対応しているのが特徴です。その性能と適切な設定方法を見ていきましょう。
項目 | ホームゲートウェイ(N)10ギガ(XG-100NE) |
---|---|
LANポート | 10GBASE-T×1ポート(LAN4のみ) 1000BASE-T×3ポート(LAN1〜3) |
無線LAN規格 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応 5GHz:最大2.4Gbps 2.4GHz:最大1.1Gbps |
最大接続台数 | 32台 |
USB | USB 3.0ポート×2 |
サイズ | 約37(W)×204(D)×219(H)mm |
注目すべき点は、10Gbpsに対応しているのは4つあるLANポートのうち「LAN4」のみだということです。最大速度を引き出すためには、パソコンなどの機器は必ずこのLAN4ポートに接続する必要があります。また、無線LAN(Wi-Fi)の最大速度は5GHzで2.4Gbps、2.4GHzで1.1Gbpsとなっており、有線接続に比べると速度は制限されます。
ホームゲートウェイの設定は、Webブラウザから管理画面にアクセスして行います。初期設定や詳細設定の手順は以下の通りです。
ホームゲートウェイの設定手順
- Webブラウザから「http://192.168.1.1/」にアクセス
- ユーザー名とパスワードを入力(初期値は本体底面のシールに記載)
- 「Web設定」画面から「基本設定」や「詳細設定」を選択
- 無線LANの設定では、「IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)」を有効にする
- セキュリティ設定では「WPA3」または「WPA2/WPA3」を選択
- SSIDは周波数帯によって3種類あり、「SSID-3」(5GHz・Wi-Fi 6)が最も高速
Wi-Fi接続で最大の速度を得るためには、「SSID-3」(機器名-XXXXXX-3)を選択することをおすすめします。このSSIDは5GHzの周波数帯を使用し、最大2.4Gbpsの速度が出ます。ただし、障害物に弱いため、壁や床を挟むと電波が弱くなりやすい点には注意が必要です。
また、ホームゲートウェイの設置場所も重要です。電子レンジなどの電波干渉を起こす機器から離し、できるだけ家の中央に設置することで、Wi-Fi電波が家全体に均等に届きやすくなります。壁や床で囲まれた場所や、金属製の家具の近くは避けるようにしましょう。
ソフトバンク光で100Mbpsしか出ない場合の原因と解決方法

ソフトバンク光の10Gプランを契約したのに「100Mbpsしか出ない」という状況の多くは、建物の接続方式や機器の対応状況に原因があります。考えられる原因と解決策を詳しく見ていきましょう。
100Mbpsしか出ない原因 | 解決方法 |
---|---|
建物がVDSL方式またはLAN方式 | 建物の管理会社に相談(改善できない場合も多い) |
LANケーブルがカテゴリ5e以下 | カテゴリ6A以上のLANケーブルに交換 |
パソコンのLANポートが100BASE-T | 10GBASE-T対応のLANカードを導入 |
ホームゲートウェイのLAN1〜3に接続 | LAN4ポートに接続(10GBASE-T対応ポート) |
Wi-Fi接続での測定 | 有線接続に変更・障害物を減らす |
混雑時間帯での測定 | 早朝や深夜など空いている時間帯に再測定 |
特に注意すべきなのは建物の接続方式です。マンションなどの集合住宅では、「VDSL方式」や「LAN方式」が採用されていることがあります。これらの方式では、建物の設備自体が最大100Mbpsの速度しか出せないため、いくら10Gプランを契約しても速度は上がりません。契約前に必ず確認しておくことをおすすめします。
また、機器の対応状況も重要です。パソコンのLANポートが1Gbpsまでしか対応していない場合、10Gプランの恩恵を受けることはできません。同様に、LANケーブルもカテゴリ6A以上を使用しなければ、高速通信に対応できません。
速度測定の正しい方法
- 有線接続(LAN4ポート使用)で測定する
- 複数の速度測定サイト(Fast.com、SPEED TEST等)で測定する
- 異なる時間帯(朝・昼・夜)で測定し平均値を確認する
- 測定前に他の接続機器を一時的に切断する
- 測定中はバックグラウンドで動作しているアプリを停止する
- ブラウザのキャッシュを削除してから測定する
また、速度改善の即効性のある方法として、ルーターやホームゲートウェイの再起動も効果的です。電源を切って5分ほど待ってから再度電源を入れることで、機器の一時的な不具合がリセットされ、速度が改善することがあります。
建物の接続方式がネックになっている場合は、残念ながらソフトバンク光側では解決できないことが多いです。その場合は、ホームゲートウェイを10Gに対応したものにアップグレードしても速度の向上は見込めないため、1Gプランへのダウングレードを検討した方が経済的かもしれません。
ソフトバンク光が遅いときにクレームを入れるべき?効果的な問い合わせ方法

ソフトバンク光10Gプランを契約したのに「思ったより遅い」「速度が出ない」といった場合、サポートセンターに問い合わせるべきか迷うところです。適切なタイミングと効果的な問い合わせ方法を知っておくことで、より満足のいく対応を受けられる可能性が高まります。
問い合わせるべき状況 | 問い合わせる前に確認すべきこと |
---|---|
契約直後から速度が極端に遅い | 機器の接続・設定が正しいか |
突然速度が低下した | 障害・メンテナンス情報をチェック |
常時10Mbps以下の速度しか出ない | 複数回・複数時間帯で測定したか |
接続が頻繁に切断される | ルーターの再起動を試したか |
同じエリアの他ユーザーも同様の症状 | SNSなどで情報収集したか |
問い合わせる前に、必ず自分でできる対処法を試してみることが重要です。多くの場合、機器の再起動や設定変更、接続方法の見直しで改善することがあります。また、一時的な混雑や障害の場合は、時間が経てば自然に解消することもあります。
問い合わせる際の連絡先と手順は以下の通りです。
ソフトバンク光のサポート連絡先
- SoftBank光サポートセンター:通話料無料
- 受付時間:10:00〜19:00(年中無休)
- チャットサポート:My SoftBankから利用可能
- メール問い合わせ:公式サイトのお問い合わせフォームから
問い合わせる際は、以下の情報を準備しておくとスムーズに対応してもらえます。
- 契約者名・電話番号・住所などの基本情報
- 現在の症状(いつから、どのような状況で発生しているか)
- 速度測定結果(複数回・複数時間帯での測定値)
- 使用している機器の情報(パソコン・スマホの機種、LANケーブルの種類など)
- 自分で試した対処法と結果
問い合わせの結果、技術的な原因が特定された場合は、オペレーターの指示に従って設定変更や機器の交換などの対応を行いましょう。もし「ベストエフォート型サービスなので、速度保証はできない」といった回答だけで終わってしまった場合は、具体的な改善策を提案してもらえるよう丁寧に依頼するとよいでしょう。
なお、建物の接続方式(VDSL方式・LAN方式)が原因で速度が出ない場合は、ソフトバンク側では改善できないことが多いです。その場合は、プラン変更(10G→1G)の相談をするか、他の回線サービスへの乗り換えを検討することも選択肢の一つです。
ソフトバンク光の10Gが遅いときの対処法と速度改善のポイント

ソフトバンク光10Gプランを実際に使ってみると「思ったより遅い」「途切れる」といった問題に直面することがあります。10Gの速度が出ない原因は、多くの場合、接続環境や使用機器に問題があることが多いものです。通信が遅い場合でも、適切な対策を講じることで大幅な改善が期待できます。
ここからは、ソフトバンク光の10Gプランで通信速度を最大限に引き出すための具体的な対処法について解説していきます。わずかな設定変更や機器の見直しで劇的に速度が向上することもあるため、必ずチェックしてください!
- ソフトバンク光が途切れる・有線でも遅い場合の改善方法
- ソフトバンク光が突然遅くなった!今日だけ遅い時の対処法
- ソフトバンク光の遅さはIPv6接続で改善できる?設定方法と効果
- ソフトバンク光の10Gプランでも速度が出ない人におすすめの代替サービス
- ソフトバンク光の10Gプランの速度を最大限に活かすための環境整備と必要機器
ソフトバンク光が途切れる・有線でも遅い場合の改善方法

ソフトバンク光10Gプランで接続が途切れたり、有線接続でも遅い場合は、機器の設定や環境に問題がある可能性が高いです。まず試すべきなのは、接続機器の再起動です。ルーターやONUなどの機器は、長時間使用していると内部処理が滞ることがあります。再起動によって多くの問題が解決することも珍しくありません。
次に確認すべきは使用しているLANケーブルです。10Gプランの速度を最大限に活かすには、対応したLANケーブルが必須となります。古いケーブルや規格の低いケーブルを使用していると、いくら10Gプランを契約していても速度は制限されてしまいます。10Gプランには最低でもカテゴリ6A以上のLANケーブルを使用しましょう。
確認ポイント | 対処法 |
---|---|
接続機器 | ホームゲートウェイ(N)10ギガとONUの再起動 |
LANケーブル | カテゴリ6A以上のケーブルに交換 |
接続ポート | ホームゲートウェイのLAN4ポート(10G対応)に接続 |
有線接続機器 | PC側のLANポートが10GBASE-T対応か確認 |
配線経路 | 電子レンジなど電波干渉源から離す |
ファームウェア | ホームゲートウェイのファームウェアを最新版に更新 |
また、有線接続でも速度が出ない場合は、接続先の機器が10Gbpsに対応しているかを確認してください。パソコンなどの端末側のLANポートが1Gbpsまでの対応だと、いくら回線側が10Gbpsでも速度は出ません。10GBASE-T対応のLANアダプターを追加することで解決できる場合もあります。
途切れる・遅い場合のチェックリスト
- ホームゲートウェイ(N)10ギガとONUを5分以上電源オフにしてから再起動する
- LANケーブルがカテゴリ6A以上であることを確認(ケーブルに記載あり)
- ホームゲートウェイの10Gbps対応ポート(LAN4)に接続しているか確認
- パソコン側のLANポートの仕様を確認(10GBASE-T対応が必要)
- 電波干渉を起こす機器(電子レンジ・コードレス電話など)からの距離を確保
- 接続機器のファームウェアを最新版にアップデート
- 複数の速度測定サイトで実測値を比較(単一サイトの結果だけで判断しない)
これらの対策を試しても改善されない場合は、ソフトバンク光のサポートセンターに連絡することをおすすめします。回線側の問題や、建物の配線方式に起因する問題である可能性もあります。
ソフトバンク光が突然遅くなった!今日だけ遅い時の対処法

ソフトバンク光10Gプランを使用していて、突然インターネットの速度が遅くなったり、今日だけ異常に遅い場合は、一時的な問題であることが多いです。まず確認すべきなのは、ソフトバンク光の障害情報です。計画メンテナンスや突発的な障害が発生している可能性があります。ソフトバンク公式サイトの障害情報ページやSNS上での情報を確認しましょう。
次に考えられるのは、回線の混雑です。特に夜間(19時~23時頃)は多くの人がインターネットを利用するため、一時的に速度が低下することがあります。これは「ベストエフォート型」というインターネット回線の特性によるもので、10Gプランでも例外ではありません。光回線は多くの利用者で共有されているため、混雑時間帯は避けられない現象です。
速度低下の原因 | 対処法 | 効果 |
---|---|---|
一時的な障害 | 障害・メンテナンス情報の確認 | 復旧時間の目安が分かる |
回線混雑 | 時間帯をずらす(早朝・深夜に利用) | 混雑時を避けて快適に利用可能 |
機器の一時的な不具合 | 全機器の電源を切ってから再起動 | 多くの一時的な問題が解決する |
同時接続数の増加 | 使用していない機器の接続を切る | 帯域が空き、速度が改善する |
バックグラウンド更新 | アップデート中のアプリを確認・停止 | リソースの競合が解消される |
キャッシュ蓄積 | ブラウザのキャッシュクリア | ブラウジング速度が改善する |
突然の速度低下が発生した場合は、以下の手順で対処することをおすすめします。
速度が突然遅くなった時の緊急対処法
- ソフトバンク光の障害・メンテナンス情報をチェック(公式サイト・SNS)
- 全ての接続機器(ONU・ホームゲートウェイ・パソコン)の再起動
- 複数端末で遅いかどうか確認(特定の端末だけの問題か判断)
- バックグラウンドで動作しているアプリを確認・不要なものは停止
- 有線接続に切り替えて速度を測定(Wi-Fi特有の問題か判断)
- ブラウザのキャッシュやクッキーをクリア
- ウイルスチェックを実行(マルウェアによる帯域占有の可能性)
これらの対処を行っても改善しない場合は、近隣地域で大規模な障害が発生している可能性もあります。ソフトバンク光のサポートセンター(0800-111-2009)に問い合わせれば、エリア固有の問題かどうかを確認できます。また、天候不良(大雨・台風・雷など)が影響している場合もあるため、気象情報も参考にしましょう。
ソフトバンク光の遅さはIPv6接続で改善できる?設定方法と効果

ソフトバンク光の速度を改善する方法として、IPv6接続が注目されています。ただし、重要な注意点として、ソフトバンク光10GプランではIPv6接続に対応していません。これは通常の1Gプランとの大きな違いです。10Gプランを契約している場合、IPv6接続による速度改善は期待できないため、他の対策を検討する必要があります。
一方、ソフトバンク光の1Gプランを利用している場合は、「IPv6高速ハイブリッド(IPv6 IPoE + IPv4)」と呼ばれる接続方式を利用することで、従来のIPv4接続よりも高速な通信が可能になります。特に混雑時間帯でも安定した速度を維持できるため、通常プランではIPv6接続への切り替えが有効な改善策となります。
項目 | 1Gプラン(IPv4) | 1Gプラン(IPv6) | 10Gプラン |
---|---|---|---|
IPv6対応 | 別途設定が必要 | 対応 | 非対応 |
混雑時の安定性 | 低い | 高い | 中~高 |
必要機器 | 光BBユニット | 光BBユニット | ホームゲートウェイ(N)10ギガ |
設定方法 | 簡単 | やや複雑 | 対象外 |
平均速度(下り) | 約200Mbps | 約400Mbps | 約800Mbps~ |
では、ソフトバンク光1Gプランを利用している場合、どのようにIPv6接続を設定すればよいのでしょうか。基本的な手順は以下の通りです。
ソフトバンク光1GプランでのIPv6接続設定手順
- 「光BBユニット」のレンタル契約が必要(月額513円)
- 「光BBユニット」の管理画面(192.168.1.1)にアクセス
- 「接続先設定」から「IPv6高速ハイブリッド」を選択
- 「設定」ボタンをクリックして保存
- 「光BBユニット」を再起動
- パソコンやスマホも再起動して接続を確認
- IPv6接続テストサイトで接続状況を確認
なお、IPv6接続を利用するには、接続する端末側もIPv6に対応している必要があります。Windows 10以降、macOS X以降、iOS 9以降、Android 5.0以降であれば基本的に対応していますが、古い機種では非対応の場合もあります。
10Gプランを利用中の方は、IPv6接続による速度改善は期待できませんが、回線自体の最大速度が10Gbpsと高速なため、IPv4接続でも十分な速度が出る場合が多いです。それでも速度に不満がある場合は、前述した機器や環境の見直しを行うことをおすすめします。
ソフトバンク光の10Gプランでも速度が出ない人におすすめの代替サービス

ソフトバンク光10Gプランを契約しても期待通りの速度が出ない場合、他の高速回線サービスへの乗り換えを検討する価値があります。代替サービスを選ぶ際は、単に「10G対応」というだけでなく、実測値の評判や提供エリア、使用している回線の種類も重要なポイントです。
各社の10Gプランを比較すると、使用している回線や特徴に違いがあります。特に独自回線を使用しているNURO光などは、フレッツ回線を共有する光コラボとは異なる特性を持っており、混雑の影響を受けにくいというメリットがあります。速度重視の方には検討する価値があるでしょう。
サービス名 | 月額料金(税込) | 回線タイプ | 特徴 | 対応エリア |
---|---|---|---|---|
NURO光10G | 5,700円 | 独自回線 | 独自回線で混雑に強い 平均実測値が高い | 関東・関西・東海・九州など |
auひかり10ギガ | 6,468円~ | 独自回線 | auスマホとのセット割 上り下り対称型 | 東京・神奈川・千葉・埼玉 |
ドコモ光10ギガ | 6,380円 | フレッツ回線 | ドコモスマホとのセット割 ルーターレンタル任意 | ソフトバンク光と同様 |
eo光10ギガ | 6,520円 | 独自回線 | 関西エリア特化 IPv6対応 | 関西エリア限定 |
コミュファ光10ギガ | 6,380円 | 独自回線 | 東海エリア特化 実測値の評判良好 | 東海エリア限定 |
乗り換えを検討する前に、現在のソフトバンク光の契約状況を確認しておくことも重要です。契約更新月以外での解約には違約金が発生する場合があります。ただし、多くの代替サービスでは「乗り換え特典」として違約金を負担してくれるキャンペーンを実施しているため、うまく活用すれば負担を軽減できるでしょう。
代替サービスを選ぶ際のチェックポイント
- 実測値の評判(公式発表値ではなく実際のユーザー評価)
- 提供エリアの確認(住所単位で細かく確認する)
- 使用している回線(独自回線かフレッツ回線共有か)
- 工事の有無と工事費(無派遣工事が可能か)
- 乗り換え特典(違約金負担・キャッシュバックなど)
- スマホとのセット割(利用中のスマホキャリアと連携可能か)
- 必要機器のレンタル料・購入費
特に実測値の評判は重要です。「みんなのネット回線速度」などの測定サイトで各サービスの実測値を確認し、自分の地域での評価を参考にするとよいでしょう。また、回線選びで迷った場合は、利用中のスマホキャリアと連携できるサービスを選ぶと、セット割引で月額料金が安くなるメリットもあります。
ソフトバンク光の10Gプランの速度を最大限に活かすための環境整備と必要機器

ソフトバンク光10Gプランの性能を最大限に引き出すためには、適切な環境と機器の整備が不可欠です。10Gプランの通信速度が活かせる環境を整えるには、接続機器のすべてが10Gbps対応である必要があります。一つでも非対応の機器があると、そこがボトルネックとなり全体の速度が制限されてしまいます。
特に重要なのは「LANケーブル」「ルーター」「パソコンのLANポート」の3つです。これらがすべて10Gbps対応でなければ、10Gプランの恩恵を十分に受けることはできません。F1カーを軽自動車のタイヤで走らせるようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。
必要機器・環境 | 推奨仕様 | 注意点 |
---|---|---|
LANケーブル | カテゴリ6A以上 | Cat5e/6では10Gbpsに対応できない |
パソコンのLANポート | 10GBASE-T対応 | 非対応の場合はLANアダプター導入が必要 |
ルーター | 10Gbps対応ルーター | ホームゲートウェイ(N)10ギガはLAN4ポートのみ10G対応 |
建物の配線方式 | 光配線方式 | VDSL方式・LAN方式では10Gbpsは出ない |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax) | 無線では理論上最大2.4Gbpsが限界 |
対応エリア | 10G提供エリア内 | エリア外では契約できない |
10Gプランの速度を有線接続で最大限に活かすためには、以下の環境整備が必要です。
10G環境構築のためのステップ
- カテゴリ6A以上のLANケーブルを用意する(Cat7、Cat8でも可)
- パソコンのLANポートが10GBASE-T対応か確認(非対応ならアダプター導入)
- ホームゲートウェイ(N)10ギガのLAN4ポートに接続する(LAN1~3は1Gbps)
- 有線接続の配線経路を最短にする(長いほど減衰が大きくなる)
- 接続機器間の配線は極力まっすぐに(折り曲げると性能低下の原因に)
- ホームゲートウェイを電子レンジなどの電波干渉源から離す
- 速度測定サイトで実測値を確認して環境を最適化
また、Wi-Fi接続で10Gプランの速度を活かす場合、ホームゲートウェイ(N)10ギガの無線LAN機能は最大2.4Gbpsとなっています。さらに高速なWi-Fi環境を構築したい場合は、10G対応のハイエンドルーターを別途購入する選択肢もあります。
最後に、10Gプランの速度を必要とするシーンを明確にしておくことも大切です。大容量ファイルのダウンロード/アップロード、オンラインゲーム、動画配信、複数人での同時接続など、用途に合わせた環境を整えることで、10Gプランの真価を発揮させることができるでしょう。
ソフトバンク光の10Gは遅い?実際の速度と遅い時の対処法 まとめ
本記事のポイントをまとめます。
- 通信速度は使用機器や接続方法、環境に大きく左右される
- 10Gプランでは必ずカテゴリ6A以上のLANケーブルを使用すべき
- 有線接続の方がWi-Fi接続より安定した高速通信が可能
- ホームゲートウェイ(N)10ギガのLAN4ポートのみが10Gbps対応
- 10Gプランは1Gプランと違ってIPv6接続に対応していない
- 通信障害や回線混雑は公式サイトやSNSで確認できる
- 速度低下は夜間の混雑時間帯(19時〜23時)に発生しやすい
- すべての接続機器を再起動することで多くの問題が改善する
- 建物の配線方式がVDSLやLAN方式の場合は10Gbpsの速度は出ない
- 10G非対応の機器が一つでもあるとそこがボトルネックとなる
- 独自回線を使用するNURO光は混雑の影響を受けにくい
- スマホキャリアと連携できるサービスを選ぶとセット割が適用できる
- Wi-Fi接続の最大速度はホームゲートウェイ(N)10ギガで2.4Gbps
- 実測値の評判は「みんなのネット回線速度」などで確認するのが効果的